第二十話 ページ23
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八百万と自己紹介を終えたところで、相澤が話を割って入ってきた。
相澤「なんであんなとこにいたんだ」
八百万「急に現れたときは驚きましたわ」
A「えっと、箒で上から皆のことを見てたの」
八百万「あら？でも上に人がいたら簡単に気づきますわ」
A「気付かないようにしていたからね」
魔法のことはなんとなく誤魔化して言う。
相澤「じゃあなんで落ちたんだ？」
A「！！そうそう、ショウタのクラスの中になんか爆発〜！みたいな個性の人っているよね？」
相澤「あぁ、いるな」
八百万「きっと爆豪さんのことですわね」
A「ソイツが上に向かって攻撃を撃ってきたから当たりそうになったんだよ！」
A「避けたら着けていたヘアピンが落ちちゃって、拾おうと箒を傾けたらね…」
八百万「ヘアピン？キラキラと光りながら落ちていったのはヘアピンだったのですね」
A「そうなの！あれはとっても大事な…」
Aはそのヘアピンを掴もうとしたが、それは空振った。
A「あれ？ヘアピンは？」
確かに掴んだはずのヘアピンは手のひらには無くて、部屋の中を探しても見当たらない。
相澤「きっと気絶してる間に落としたんだろ」
A「嘘！！どうしよう、今からにでも取りに、」
八百万「あそこでは既に他のクラスが授業をしています」
A「そんなの関係無いよ、兎に角ヘアピンを」
Aが折角掴んだはずの大切なヘアピンが無くなり、パニックになっていた。
相澤「…もしかしたら、ウチのクラスの誰かが拾っているかもな」
八百万「確かに、あんなに輝いていては恐らく皆さんの目にも留まっていたはず…」
A「それなら、連れてって！今すぐに」
相澤「はぁ…分かったから、大人しく着いてこいよ」
3人は1-Aへ向かった。
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次こそは！皆と絡ませたい！！
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作者名：arisu | 作成日時：2024年3月10日 20時
