消えない罪と〈マッシュル〉〈ヒロアカ〉 (ページ14)

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第十二話ページ14

♡♡♡

学校の中にある教師寮に寝泊まりすることになったAは、校内を案内されていた。

運良くこの日は休日だったらしく、生徒はいない。

相澤「そういえばお前、まだ学生だろ。いくつだ？」

A「女性に年聞くとか、人によっちゃシバかれるよ。私は15」

案内役となった相澤になんとも非常識なことを聞かれるも、取り敢えず答える。

相澤「…(にしては大人びてるな)お前、学校は？」

A「行ってないよ〜。普段は兄様達に教えてもらってる。学校なんかで基礎的なことをゆっくりと教えてもらうよりも全然いいんだ」

相澤「そうか、」

相澤はそれだけ言うと、Aに自分の部屋を教えてくれた。

相澤「今日からここで寝泊まりしてもらう。トイレは廊下を右に曲がった先に。お風呂は時間になったら他の奴が来るから案内してもらえ」

A「うん。ここまでありがとね、アイザワ」

相澤は仕事がある。と行ってしまった。

A「…今頃、どうしてるかなぁ」

Aは、置いてきてしまった兄弟達を思い出していた。

A「(実験したいにも何も無いし、退屈だな)」

今までは嫌と言うほど騒がしい日常だったのに、その日常が崩れた途端、恋しくなった。

Aが質素なベットにボフッと飛び込んだとき、腰の方から固い音がした。

A「ん？何だろ、…伝言ウサギだ！！」

そういえば何かあったときって、用意したんだった。

A「ん〜繫がるかな〜？」

異世界に来てしまったこと知ってからだと、繫がるとは思えない。

繫がるかなんて、かけてから考えよう！

プルルル…プルルル…

セル「…はい？」

A「！！繋がった〜！セル！私だよ、Aだよ！！」

セル「A様！？一体どこに、」

デリ「え？A？セル坊ちょっとそこ変われ」

望み薄かった希望が一気に晴れ、つい大声を上げてしまった。

とりあえずセルにかけたが、近くにいたデリザスタに伝言ウサギを奪われてしまったようだ。

デリ「A〜お前今どこにいんだよ」

A「デリザスタ兄様！えっとね、異世界！！」

デリ「は？」

A「魔法が無い世界に来ちゃったの！」

デリ「なにそれ〜、ちょーウケるんですけど(笑)」

Aは軽く状況説明をした。

キリがぁ…
書いてみると思ったより2000字って少ないよね。