第九話 ページ11
♡♡♡
「んなっ、死人…！？」
きっとはたから見ればそんな試験で命を落としてしまうことが余程驚きらしい。
A「神覚者になった暁に手に入る権利は主に『10億の助成金』『貴族階級への昇格』など、毎年沢山の人が選抜試験に出る」
A「まぁその話は後にして、３つ目の理由は貴方達の使う『個性』とやらについて。さっきいった通り、魔法界では魔法が常識。個性なんて存在しないんだよ」
Aはネズに個性の説明を求めた。
根津「個性とは今となっては世の中の中心となっている先天性の超常変異なのさ。人類は様々な姿と体質を得て人体という規格を失い、在り方の再編を余儀なくされ、今この様な現状になっているのさ」
A「ほぅ…(その個性の発生により、ヒーローとヴィランが生まれたと…魔法とはあまり変わらないな)」
A「一応、私の見解はこんなものかな」
根津「ありがとう。Aくんの話を聞いてみると、やはりその考えが一番有力だと思われるのさ」
A「それはどーも」
これで開放されるかな〜と思ったAだったが、相澤が口を挟んだ。
相澤「それじゃあ、お前をどうするか決めるぞ」
A「ぇ゙」
良く考えれば、薬品のせいで意図的に来た訳では無いが、やはり不法侵入は不法侵入だ。
ここはプロヒーローを育成する学校であるがため、ヴィランの侵入を防ぐために物凄い防犯対策がされているらしい。
A「つまり、最初は私がヴィランの差し金とでも思ってここへ連れて来られたってこと？そんなわけ無いじゃない。まだ成人してもいない立派な子供よ！そんな子供が人をヒーローなんかを滅しようと体を投じるとでも？」
実際魔法界ではまぁまぁ法的にアウトなことしてるかもだけど。(完全にアウトです)
そんなわけで、色々話し合った結果しばらく、というか帰り方がわかるまで、この学校に寝泊まりすることになった。
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次は魔法界サイド！！セルは無事生き残ってるかな！？(まだ何も考えてないんで頑張ります)
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作者名：arisu | 作成日時：2024年3月10日 20時
