五十四話目 ページ10
貴女 Side ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Ni「本当に大丈夫？」
『大丈夫だよ、そんなに気にしなくても。』
Ni「支えるからね？何かあったら直に言うんだよ？」
『りょーかい。』
Ni「それじゃあ、俺は仕事に戻るね」
『はーい。』
……。
兄さんに傷の手当をして貰って、それから私とカラーさんは自室へと戻った。
カラーさんについてもお母さんも、お父さんも快く了承してくれた。
Kra「ねぇ、色々質問してもいいかな？」
『いいですよ、』
自室に入るなり、カラーさんが質問をしてきた。まるで、嵐の様に。
Kra「えぇっと、＿＿＿＿＿」
どれくらい時間が経ったのかは分からないが、かなり経った頃。
私とカラーさんは、雑談をしていた。
『…それにしても、なんで“あのメイド”は…。
何処で雇われていたんでしょうか。……まぁ、ある程度は予測は出来ていますが。』
Kra「多分、俺とAちゃんが考えている人物は同じだと思うし。
…それに、本当にその人な気がするんだ。」
『…こればっかりは、調べようがないんですよね。
“あのメイド”は既にいないようですし。』
Kra「あー！！なんかすっごいムカムカするー！！」
叫ぶように大声を出して言うカラーさんに同じ気持ちを抱きながらも、私は次の事を考えていた。
次の事。
それは“いじめ”のことでもある。
…正直、やっぱり直接は手を出したくはないなぁ。
……だとして、次のイベントは展覧会。
彼女の、作品を壊す、もしくは破る…？
作品が無くなったら、彼女は周りから白い目で見られてしまうのだろうか。
…嗚呼、嫌な気持ちしかないや。
『…カラーさん。お願いがあります。』
Kra「お願い？」
『はい。
私は、“悪徳令嬢”ではなく“悪役令嬢”なのですが、“ヒロイン的存在”である彼女に嫌がらせをしなければなりません。なので、』
Kra「その為の、手伝い。かな？」
『はい。そうです。』
私と、カラーさんは割と大きい用紙を取り出しこれからの予定を立てた。
“展覧会”、“運動会”、それ以外にも“大会”などがある。
『それじゃあ、暫くはこれで。』
Kra「うん。何かあったら言って。出来る限りで変更するから。」
その言葉を合図に、私とカラーさんは別れた。
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亜莉須(プロフ) - みるくプリンさん» みるくプリンさん！沢山あるのに本当に有難う御座います！読ませて頂きます！ (2020年8月4日 20時) (
レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしてしまい申し訳ありません！【続編】イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！と言う作品に書かせて頂きました。見て頂けたら嬉しいです。それと右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年8月4日 20時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
亜莉須(プロフ) - クラウィンさん» コメント有難う御座います…！これからも日々、更新に努めて参ります！ (2020年5月6日 20時) (レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
クラウィン(プロフ) - 貴方様の紡ぐお話が好きです…！オチが誰なのかwkwkです！更新頑張ってください…！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 6503b3063e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜莉須 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisu2wrwr3/
作成日時：2020年3月30日 16時
