八十五話目 ▽ ページ41
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そうして、教室につけば直にチャイムが鳴り朝のHRが始まった。
大先生とコネシマさんは割と遠くの席で、話をしていた。
先生の声や、二人の話声が小さいことが相まって全く何の話をしているのかわからない。
けれどなんとなく、楽しそうだと思った。
「起立、気を付け、礼」
その掛け声で、私をも含めた全員が「ありがとうございました」という。
丁度良く、チャイムが再び鳴り響く。
Uu「A〜！
次って調理実習やろ？」
『うん、そうだよ』
Uu「行こ〜」
『うん』
私、大先生、コネシマさんの三人で調理室へ向かう。
そもそも、貴族――お金持ちとも言うけれど――は料理をしないはずなのだがどうもこの学校はする。
先生に聞いたことすらもないから、理由の何一つも分からないけれど。
Gu「ん？
お前ら、一時限目調理実習なのか？」
Ke「せやで、これから調理室向かう所や。
…んにしても、なんで俺らが料理せなアカンのや」
『確かに、お金持ちと呼ばれる類の者ですしする理由はないと思うのですが…』
To「嗚呼、それはな。
いつから大きな争いが起こっても可笑しくないように、最近の学生全員に自炊出来る様に教育してるらしいで。」
Uu「へぇ〜、ま。俺は一生作らんけどな！」
トントンさんの、「いや作れや」というツッコミが入る。
私たちはそれに思わず笑ってしまう。
Uu「ちょ、笑うなしぃ〜！」
Ke「えっ、無理」
Uu「え」
大先生とコネシマさんの会話が面白すぎて笑いが止まらなくなっていく。
気付けば過呼吸気味になっていた。
Uu「ちょ、大丈夫か？！」
Ke「A、お前過呼吸なっとるやんけ」
『だっ、大丈夫だよ…！！』
笑い過ぎで過呼吸になるなってみっともない、そう思いつつも呼吸を整えていく。
Uu「…ん、大丈夫そやね。
はぁぁぁ、本当に良かったぁ」
『ごめんね、もう大丈夫だよ』
Ke「笑い過ぎで過呼吸になるとか、どんだけツボが浅いんや」
『あははは…』
そんなに笑い事で済むことかなぁ。
なんて笑いながら調理室へ向かった。
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亜莉須(プロフ) - みるくプリンさん» みるくプリンさん！沢山あるのに本当に有難う御座います！読ませて頂きます！ (2020年8月4日 20時) (
レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしてしまい申し訳ありません！【続編】イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！と言う作品に書かせて頂きました。見て頂けたら嬉しいです。それと右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年8月4日 20時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
亜莉須(プロフ) - クラウィンさん» コメント有難う御座います…！これからも日々、更新に努めて参ります！ (2020年5月6日 20時) (レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
クラウィン(プロフ) - 貴方様の紡ぐお話が好きです…！オチが誰なのかwkwkです！更新頑張ってください…！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 6503b3063e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜莉須 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisu2wrwr3/
作成日時：2020年3月30日 16時
