六十五話目 ページ21
貴女 Side‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
あれから少し経った頃。
気が付けば、学校の生徒の周りは展覧会の作品造りでがやがやしていた。
かくいう私たち、高校生も綺麗な物を造ろうと奮闘していた。
Uu「なぁなぁ、A。Aはどんな奴作ったん？」
『えっと、此れだよ。』
今現在は展覧会が数日前までに迫ってきており、体育館なる所に作品を置きに来ていた。
そして、大先生に見せる。
すると、大先生や、一緒に来ていたシャオロンさん、ゾムさん、は「おぉ〜！」と全員が声をそろえて行った。
Sa「え！むっちゃ凄いやん！」
『そ、そうですかね…？』
Sa「え、だって俺これやし、ゾムのなんて俺のよりもっと酷いで。」
Zo「は？お前の方が酷いやろ。」
Sa「A、お前選んでぇや。どっちが酷いか。」
そういって、二人は私たちの足を向ける先へと立つ。
これによって、私は逃げられなくなった。
『え、えっと…』
二人の作品に視線を移してみれば、それはそれは動物とは思えない形をしていた。
ちなみに、今回の高校一年生のお題は“動物”。
教師が“空想の動物でも構わない”と言っていたから、これでも全く構わないと思うのだけど…。
……一体、これは何？
『ひ、一先ず確認なんやけど、此れは“動物”なんよね？』
Sa「せやで」
Zo「んなの当たり前やん」
「え、まさか此れが動物でないと？」という風な視線を此方へと向けてくる二人。
私は焦って、急いで答えた。
『わ、私一人の意見じゃどっちが酷いとか決められないと思うよ？
だ、大先生はどう思うの？』
Uu「え゛。
…せ、せやなぁ〜。どっちも酷いで？」
その言葉を発した途端、二人は作品を床に置き大先生へと殴り掛かった。
『ちょ、二人とも…！！！』
私の声は虚しくとも二人には届かなかった。
Gu「五月蠅いゾ。どうしたんだ？」
『あ、ぐ、グルッペンさん…』
声に振りかえればグルッペンさんがいた。
後ろにはトントンさん、エーミールさん、オスマンさんがいた。
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亜莉須(プロフ) - みるくプリンさん» みるくプリンさん！沢山あるのに本当に有難う御座います！読ませて頂きます！ (2020年8月4日 20時) (
レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしてしまい申し訳ありません！【続編】イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！と言う作品に書かせて頂きました。見て頂けたら嬉しいです。それと右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年8月4日 20時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
亜莉須(プロフ) - クラウィンさん» コメント有難う御座います…！これからも日々、更新に努めて参ります！ (2020年5月6日 20時) (レス) id: 9b8c47a982 (このIDを非表示/違反報告)
クラウィン(プロフ) - 貴方様の紡ぐお話が好きです…！オチが誰なのかwkwkです！更新頑張ってください…！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 6503b3063e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜莉須 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisu2wrwr3/
作成日時：2020年3月30日 16時
