秘密の囁き ☆岩泉 〜怜奈さん リク〜 ページ46
真夏にも関わらず、体育館では熱のある声が響き渡っていた。
青葉西城はバレーでは強豪と呼ばれる高校。
そんなバレー部のマネージャーをしている私。
私がマネージャーになった理由は一目惚れしたからである。
…岩泉先輩に。
友人にそのことを言うといつも大抵「及川先輩じゃなくて?」と言われる。
確かに及川先輩もカッコいいとは思うが私は岩泉先輩の方がカッコいいと思う。
バレー部のマネージャーになり、岩泉先輩と話ができるようになり
もっと岩泉先輩のことが好きになった。
そしてなんと、岩泉先輩から告白されたのである。
晴れて恋人同士になった私と…一先輩。
休憩の笛が鳴る。
私は直ぐに岩泉先輩の元へ行きドリンクとタオルを渡す。
あ「お疲れ様です、一先輩。」
岩「おう、サンキュ。今日も暑いな…。」
及「二人のラブラブっぷりの方が暑いよ〜。」
そんな及川先輩を殴る一先輩。
及「痛いよ、岩ちゃん…。」
岩「うるせー、クソ及川!」
まぁまぁと一先輩を落ち着かせ及川先輩を慰める。
及「はぁ、Aちゃんは優しいね♪」
そう言うとポンポンと頭を撫でて及川先輩は去っていった。
あ「一先輩、あんまり殴ると手を痛めますよ。」
一先輩に向き合うと彼はまだムスッとしていた。
そんなにからかわれたのが嫌だったのだろうか…。
どう声をかけようか迷っていると急に私の頭を両手でぐしゃぐしゃと撫でくり回す。
あ「え、おっ?!は、一先輩?!い、痛いです!」
痛い、そう言うとピッタッと動きを止めたかと思うと乱れた髪を次は優しく撫で始める。
あ「一先輩…?」
岩「あんま、触らせんな。」
あ「え?」
岩「…お前は、俺のなんだから。」
及川先輩がさっきしたみたいにポンポンと頭を撫でる。
あ「…嫉妬?」
岩「?!…だったら、何だよ。」
顔を赤くしてそっぽを向く一先輩。
あ「一先輩。」
耳打ちするように私が口に手をそえると先輩は察したように屈んでくれる。
岩「ん?」
あ「…好きですよ。」
岩「っ?!」
バッと離れると先程よりも顔を赤くする先輩にクスッと笑ってしまう。
岩「お前だけには、敵わないな。」
ハハッと笑うと一先輩は私の耳に口を近づける。
岩「俺も、好きだ…。」
秘密の囁き。
及「ねぇねぇ!さっき何耳でコソコソしてたの?!あっ、もしかして岩ちゃん、何かやらしーこと」
岩「クソ及川ぁぁっ!!!!」
及「グハァッ!!!!」
我が儘 ☆赤葦 〜いっちゃんさん リク〜→←女子扱い ☆影山 〜エルさん リク〜
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シャボン(プロフ) - キュンキュンが止まりません!!赤葦君と木兎さんのもっと読みたいです!!待ってます! (2015年7月8日 7時) (レス) id: 9f5ddcd9d5 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - 亜さん» リクエストのお応えに遅くなりすみません! 勝手に決めましたが、縁下君の小説を書いてみました♪よければ読んでくださいね!ありがとうございました!! (2014年12月21日 12時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - ありがとうございます(*´ω`*)めっちゃきゅんきゅんしました!敬語じゃなくても赤葦くんっぽくて最高でした♪(/ω\*)今後も頑張ってください! (2014年12月20日 20時) (レス) id: 4c6c222e88 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - いっちゃんさん» リクエスト、ありがとうございました。 赤葦君、いいですよね♪(笑) 敬語じゃない彼を見たことがないので上手くかけてるか分かりませんが、是非読んでみてくださいね!これからもよろしくお願いします!! (2014年12月20日 11時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 赤薔薇さん» ありがとうございます!キュンキュンしっぱなしです(笑)岩ちゃんかっこいい! (2014年12月19日 22時) (レス) id: 36992300fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤薔薇 | 作成日時:2014年7月22日 17時