夕焼け色 ☆月島 ページ20
私は隣の席の月島君に毎日挨拶をする。
あ「お、お、おはようございます。」
月「なんでいつもそんなに緊張してるの？」
理由は背が高くて少し怖いから。
でも一番の理由は君が好きだから。
あ「いえ、あの・・・。」
月「まぁ別に、僕には関係ないけど。」
ズキッ
と胸の当たりが痛くなった。
月島君はカッコイイ。
だから女の子からも人気があるようだ。
そんな月島君がこんな私を好きになってくれるわけがない。
学級委員の仕事のため遅い時間まで色々と仕事をする。
私は疲れが溜まっていたせいかうたた寝してしまった。
まどろみの中、唇に柔らかいものが当たった。
少し目を開ける。
そこには月島君の顔がすぐ近くにあった。
そうして離れる。
あ「・・・・・・・」
月「・・・・・・・」
目が合う。
あ「ええぇぇぇぇ？！」
い、い、今私の唇は確かに月島君の唇と重なっていた。
月「狸寝入りしてたの？趣味悪いね。」
あ「なっ、月島君に言われたくないよ！ね、ね、寝込みを襲うなんて！！」
そういうと彼は意地悪そうな顔をして顔を近づける。
月「君が悪いんだよ？警戒心なさすぎだから僕にキスなんかされるんだよ。」
あ「月島くんは・・・誰でもこんなことできちゃうの？」
もしそうだったら悲しい。
月「君、馬鹿なの？いや、ほんと馬鹿だね。」
あ「なっ？！人を責めたと思ったら次は馬鹿にするの？！酷い！！」
月島君はため息をする。
本当に馬鹿にされている・・・。
月「僕が好きでもない子にキスなんかするわけないでしょ。君だから自制心効かなくなって寝込みを襲ったんだよ。」
ボッと顔が赤くなる。
いや、これで赤くならない方がおかしい。
あ「へっ？ほ、本当に私のこと好きなの？」
そう思うとポロポロと涙が零れる。
彼の手が私の頬を撫でる。
月「泣かないでよ・・・。まるで僕が悪いことしたみたいになるじゃない。」
そうして私を包み込む。
月「勝手にキスしたことは謝るよ。ごめん。・・・僕と付き合ってくれるでしょ？」
でしょってもう確定済みなんだね。
でも、それ以外はありえない。
あ「私も好きです。大好きです！付き合って下さい！」
月島君の顔は安堵の表情をしていたと思う。
夕焼け色に染まった教室に
二人の影が重なっていた。
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シャボン(プロフ) - キュンキュンが止まりません！！赤葦君と木兎さんのもっと読みたいです！！待ってます！ (2015年7月8日 7時) (
レス) id: 9f5ddcd9d5 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - 亜さん» リクエストのお応えに遅くなりすみません！ 勝手に決めましたが、縁下君の小説を書いてみました♪よければ読んでくださいね！ありがとうございました！！ (2014年12月21日 12時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - ありがとうございます(*´ω｀*)めっちゃきゅんきゅんしました！敬語じゃなくても赤葦くんっぽくて最高でした♪(/ω＼*)今後も頑張ってください！ (2014年12月20日 20時) (レス) id: 4c6c222e88 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - いっちゃんさん» リクエスト、ありがとうございました。 赤葦君、いいですよね♪(笑) 敬語じゃない彼を見たことがないので上手くかけてるか分かりませんが、是非読んでみてくださいね！これからもよろしくお願いします！！ (2014年12月20日 11時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 赤薔薇さん» ありがとうございます！キュンキュンしっぱなしです(笑)岩ちゃんかっこいい！ (2014年12月19日 22時) (レス) id: 36992300fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤薔薇 | 作成日時：2014年7月22日 17時
