看病 ☆山口 ページ17
あ「お邪魔しまーす。」
今日、幼馴染の忠が風邪をひいて休んだ。
私は忠のお母さんに買い物に行くからちょっと見てて欲しいと言われ忠の部屋へと向かう。
あ「忠？大丈夫？」
山「A？ゴホゴホッ！！」
おでこに手を当てる。
あ「・・・結構熱あるね。」
山「大丈夫だよ。あ、ありがとう、A。」
そうしてにこりと無理して笑う。
忠はいつもそうだ。
大丈夫じゃないのに無理して大丈夫という。
でも、そんなところも凄くスキ。
スキだけど、この気持ちは誰にも内緒。
幼馴染の関係を崩したくない。
あ「忠？何かしてほしいことある？」
山「何か？」
あ「うん。私にしかできないことでも、何でも！！」
そういうと忠は困った顔をする。
なにか、いけないことをいったのだろうかと不安になる。
山「Aにしかできないことなら一つだけならあるよ。」
キツそうながらも忠は私の目を強く見つめる。
心臓がなぜだか跳ねた。
あ「な、何？なんでもいいよ？」
山「なんでもいいよなんて簡単に言ったらダメだよ。」
そういうと苦笑いをする。
そうして
山「俺の、彼女になってください・・・。」
あ「えっ・・・。」
時が止まった気がした。
だって、忠から告白されるなんて夢にもみてなかったから。
山「俺、風邪でどうかしてるね。この気持ちは、隠していくつもり、だったのに。Aを、困らせるだけだって、分かってるのに。でもそれでも、ずっと、スキだったんだ・・・。ごめんね。」
苦しいのかとぎれとぎれで忠は想いを伝えてくれた。
あ「困る、なんて私思わないよ！だって、だって・・・。忠のこと、ずっとずっと好きだったんだから！謝らないでよ！！」
私は涙をボロボロと零しながら伝える。
山「ほ、ほんと・・・？」
忠はありえないというような顔をしている。
あ「なんだ、私たちずっと想い合ってたんだね。」
山「そうだね。ゆ、夢じゃないよね？」
忠はやっぱり信じきれないようで。
私は自分のおでこを忠のおでこに重ねる。
目の前には驚く私の彼氏。
あ「じゃあ、風邪が治った翌朝、キスするから。そうなったら夢じゃないって信じれる？」
山「う、うん・・・///」
そうして忠は眠りにつく。
あ「大好きだよ、忠。」
忠の風邪が治ったら
私は彼にキスを贈ります。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シャボン(プロフ) - キュンキュンが止まりません！！赤葦君と木兎さんのもっと読みたいです！！待ってます！ (2015年7月8日 7時) (
レス) id: 9f5ddcd9d5 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - 亜さん» リクエストのお応えに遅くなりすみません！ 勝手に決めましたが、縁下君の小説を書いてみました♪よければ読んでくださいね！ありがとうございました！！ (2014年12月21日 12時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - ありがとうございます(*´ω｀*)めっちゃきゅんきゅんしました！敬語じゃなくても赤葦くんっぽくて最高でした♪(/ω＼*)今後も頑張ってください！ (2014年12月20日 20時) (レス) id: 4c6c222e88 (このIDを非表示/違反報告)
赤薔薇(プロフ) - いっちゃんさん» リクエスト、ありがとうございました。 赤葦君、いいですよね♪(笑) 敬語じゃない彼を見たことがないので上手くかけてるか分かりませんが、是非読んでみてくださいね！これからもよろしくお願いします！！ (2014年12月20日 11時) (レス) id: 7f8095192a (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 赤薔薇さん» ありがとうございます！キュンキュンしっぱなしです(笑)岩ちゃんかっこいい！ (2014年12月19日 22時) (レス) id: 36992300fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤薔薇 | 作成日時：2014年7月22日 17時
