☆ハイキュー!! 短編集☆

ヤキモチ　☆山口 ページ1

山「ねぇ、A。どうして怒ってるの？」


あ「・・・。」


私と山口くんは一緒に帰っている最中。

月島くんも一緒だったけどさっき曲がり角でお別れした。


山「A？俺が何かしたなら謝るから・・・。」


山口くんと私は付き合っている。

隣にいる彼氏は困ったような顔をしている。


あ「ツッキー・・・。」

山「えっ？」

あ「山口くんっていつも月島君ばっかり！ツッキー、ツッキーって！！」

山「A・・・。」

あ「〜っ、もう知らないっ！！！」


私は走ってその場から逃げた。

あぁ、言ってしまった。

山口くんきっと呆れているだろうな。

どうしよう。

嫌われたかな・・・。


ドスっ


後ろから何かが私を包み込んだ。


あ「・・・。えぇ？！山口くん？！」

首だけ後ろに回すと山口くんが私を抱きしめていた。

山「A、走るの遅いよ(笑)」

あ「うっ、しょうがないじゃない。足、遅いんだもん。」


恥ずかしい・・・。


山「・・・ヤキモチやいてくれたんだ？」

あ「？！」


少し意地悪な顔で、でも恥ずかしそうに彼は言った。


あ「そうだよ！ヤキモチやいたんです！！だって山口くんはいつもいつも」


不意に唇に何かが触れた。


あ「い、いま、キ、キス・・・！」


山「好きだよA」






そこには真っ赤な顔で笑顔の君がいた。

大好きだから　☆日向→

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