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『ね、ねぇゆる。』


ゆる「なぁに?彩お姉ちゃん!」




嗚呼可愛い…。


キラキラした笑顔を向けてくるゆるは、現在黒木君に背負われており随分機嫌がいい。


“楽ちんだね。”と言うと、ゆるは頷く。


ゆるはくるりと振り向き、自分のスーツケースを引いてくれている翼を見た。




ゆる「美門君も荷物持ってくれてありがとう!」


翼「別にいいよ、でも何で俺の名前も知ってるんでしょ。」




翼の問いにもゆるはちゃんと答えず、えへへと笑っている。


笑って誤魔化すというのはまさに子供の特権だなぁ


ってそうじゃない、私がゆるに言いたかったのは“黒木君に背負ってもらえて良かったね”とかのふわふわしたことじゃない。




『本当に(うち)に来るのっ⁉』




突然の私の声にその場の者は驚いて居たが、ゆるはすぐに微笑む。




ゆる「心配しなくても、ママ達は泣いて私を歓迎するよ?」




いやいやいや、、、


突然現れた少女が“家に泊めてください”って言って来たら、泣きながら歓迎するものなのか?


それ以前にゆるは、“私は立花家の末の妹です”と意味不明な事まで言っている。


さすがにママも怒るだろう


ゆるの言葉に“そうかなぁ。”と曖昧な返事しかできないわたし




ゆる「彩お姉ちゃん!もうすぐだね、お家!」


『知ってるんだね。』


ゆる「モッチロン!」




我が家に近づくにつれ興奮するゆるに私が苦笑いを浮かべていると、忍が




忍「ならわざわざ秀明まで来なくても良かったんじゃね?」





正論を投げた。


しかしゆるはきょとんとしている。


上杉君も眼鏡をカチリと上げてゆるに問い詰めようとする。




上杉「姉が居ないと、家に入れない理由とかでも」


ゆる「何言ってるの?」




上杉君の話を遮り、ゆるは眉間にしわを寄せてこう言った。






「彩お姉ちゃんに早く会いたかったから」


「それ以外に理由なんてないよ?」





あぁ、なんてかわいいの、、、



一方上杉君は結局何も探れなかったようで舌打ちをしていた。





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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , アーヤ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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レン(プロフ) - あいすさん» 本当ですね…何故でしょう。教えてくれてありがとうございます! (2021年4月25日 7時) (レス) id: 6501380a5e (このIDを非表示/違反報告)
あいす - うちの勘違いだったら申し訳ないです…。 (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)
あいす - css…微妙についてないような?ソース誤字ってるかもです(馴れ馴れしくてごめんなさい) (2021年4月24日 22時) (レス) id: 39e42ad41f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆる | 作成日時:2021年4月24日 19時

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