34話 ページ35
山田Side
思わず腰が抜けてその場でへたり込む。
チラッと先程まで俺に銃口を突きつけていた相手を見ると絶命していることは間違いない。
未だドクドクと溢れ出す血液が床を染めていく。
山:「...なんで...なんで...どうして撃った。」
有:「俺が撃たなきゃ君死んでたでしょ。」
それは確かにそうだ。助けて貰ったことは間違いない。
でも彼には俺を助ける理由がない。
殺す理由はあったとしても。
山:「どうして俺を助けた。」
有:「......分からない。」
山:「ハアッ?」
有:「分からないけど、君が死ぬのは違う気がしたんだよね。」
そう言って真っ直ぐ俺の方に目を向ける。
目が会った瞬間本能的に彼の言っていることに納得できた気がした。
有:「それより良いの?仲間死ぬよ。」
その言葉でバッと後ろを振り向くと懸命に止血している知念が目に入った。
山:「雄也!!!!!!!!!!!」
雄也の方へと駆け寄ると青白い顔が目に入る。
弱々しい脈を感じるが危険だ。
山:「ありがとう、知念。すぐにひかの元に連れていこう。」
知:「うん。」
山:「ひかっ!映像で見てたよね?雄也連れていくから。」
八:『大丈夫、見てた。用意はできてるから。伊野ちゃんがそっち向かってる』
山:「よしっ、知念運ぼう。」
知念と慎重に雄也を担ぎあげる。
有:「こいつらはどうするつもり?」
死神の声が聞こえた方を振り向くと、そこには気絶している薮ちゃんと裕翔の姿が。
山:「手伝って欲しい。」
知:「......えっ?」
自分でもなんでこんな提案をしたのかは分からない。
死神がそんな提案に乗るはずがないことなんて分かっている。分かっているのに
山:「今仲間が1人こっちに向かってる。でも3人だけじゃ運べない。手を貸してほしい。」
真っ直ぐ死神の方を見て目が合う。
知:「涼介?何言って...
死神は無言で裕翔を担いでこちらに振り向く。
有:「治療は専門外だから。」
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Daffodils(プロフ) - 麺つゆさん» 温かいコメントありがとうございます!!!!!楽しみに待ってくださる方が1人でもいることが励みとなっております( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )今日からまた投稿していきますので、未熟ながらよろしくお願いしますm(_ _)m (2022年2月8日 20時) (レス) id: ea555b1e5d (このIDを非表示/違反報告)
麺つゆ(プロフ) - 更新停止把握しました!作者さんのタイミングとペースで更新してくださるのが1番だと思ってます。楽しみに待ってますね! (2022年1月31日 22時) (レス) id: 1c6210e6a8 (このIDを非表示/違反報告)
Daffodils(プロフ) - いちごさん» 感想ありがとうございます!大変嬉しい限りです!!いちごさんからの温かい意見を頂けることは大変励みになります!未熟ではありますが、楽しんでいただけるようこれからも更新させていただきます(*´▽`*) (2022年1月22日 18時) (レス) id: ea555b1e5d (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 突然のコメント失礼します。このお話を初めて読んだ時、とても面白く続きも読んでいきたいと思ったので、お気に入り登録させていただきました。これからも楽しみにしてます!決して無理はなさらずに、更新頑張ってください! (2022年1月21日 23時) (レス) @page6 id: a2aa76141e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Daffodils | 作成日時:2022年1月19日 0時