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あの国は ページ13

我々国から離れたとある国


活気のある民

豊かな作物

偉大な城

しかし、中にいる王族は静まり返っていた

死んだかのように物音一つたてづにいた

そんな水簿らしい城の窓の外からひとり、中へ入った

堂々と入る姿を見るあたり幹部なのだろう

そして、奥にいる三人の人物に近づいた

「……どうだった」

「…元気やったで……俺たちのところにいた時よりも」

「そう、か」

返事を聞いた青年は寂しそうに、けれどどこかほっとしたかのように呟く

青年の両隣にいる青年もまた視線を逸らしたり顔を伏せたりした


お気づきだろう

ここはヒジキ国

夜空Aを裏切り追放し、そして夜空Aが愛した国だ

あの事件以降、国はある意味死んだ

幹部は生気を失い国営が疎かになった

外交は上手いかず、不利益が出る

領土は取られ今の大きさを保つので精一杯だ

そして、何より、城の中が異常な程に静かになった

夜空Aが追放されたと聞いた彼女の後輩メイドを初めとした彼女に信頼をしていた幹部が次々と祖国へ帰ってしまった

お陰で、数十人いたメイドは綾瀬のみ

幹部はフジ達の最高幹部のみとなった

キヨ「そうか…前より元気か…」

フジ「キヨ…」

キヨ「はっ…上手くいかないでいたらカッコつけて迎えにいこう、なんて考えてたのになぁ…」

力のないその言葉は空気と化した

そんな中


「し、失礼、致します…」

部屋の中に1人、少女が入ってきた

キヨ「あ?何のようだ」

苛立ちをぶつけるかのように言った

その言葉に怯えるように肩を震わせて答えた

「お、お約束のお時間ですのでお茶を持ってまいりました…っ」

そう言うとキヨは少女に早足で近寄り持ってきた緑茶を飲んだ

そして、力ませに横に投げつけた

キヨ「不味い、あれから4年もたってるのに全く成長してねぇんだよ」

「も、申し訳ございませんっ…!!!!!」

慌てて謝るとキヨの投げた残骸を片付け始める

誰もが手伝うことなくそれを見下しながら見ていた

少女は辛かった

行方→←さようなら、愛したヒジキ国



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綾波夜見(プロフ) - しゃりこwさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。読者様自身が広告が気になさらないのならばそれで私はいいです。ありがとうございます (2017年8月3日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - もかさん» そう、ですよね…それが、我々だ!らしさだと思います。ありがとうございます (2017年8月3日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
綾波夜見(プロフ) - もかさん» そう、ですよね…それが、我々だ!らしさだと思います。ありがとうございます (2017年8月3日 17時) (レス) id: cb6f79886b (このIDを非表示/違反報告)
しゃりこw(プロフ) - 初めまして。突然失礼致します。広告など私自身は全く気にしてません。この作品がとても面白く惹かれるので読んでいます。本当に面白いので続きはとても読みたい気持ちでいっぱいですが、これからどういう方針にしていくのか作者様のご意向に任せます。失礼しました (2017年8月3日 17時) (レス) id: 6e0192e497 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - 私は作者様の作品をみに来ているので、広告などは気にしないのですが、作者様が気になるようでしたら、打ち切りに、なっても文句は、いいません。こんな下手なコメントですが、目に留めてくれたら幸いです。更新お待ちしております。 (2017年8月3日 17時) (レス) id: a5346c6f60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾波夜見 | 作成日時:2017年7月19日 19時

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