無表情武装メイド【〇〇の主役は我々だ！】

さようなら、愛したヒジキ国 ページ12

その時でございます

トン「なんやなんや、喧嘩か？」

エーミール「でも、丁度いいんじゃないですか？」

グルッペン「そうだな、おい、ヒジキ国王子キヨ」


キヨ「…なんだよ」

グルッペン「夜空Aはどこだ」

キヨ「…は？そこに居んだろ」

私を指さして答えました、総統閣下様達は私を見て笑顔でこちらにやってきました

グルッペン「ほう!!貴方か」

貴女「貴方…は…？」

グルッペン「自己紹介は後だ、我々に着いてきもらおう!!」

その突然の注文にただただ驚くばかりでした

キヨ「どういう事だよ、着いてきてもらうって、お前の仲間なんだから勝手に連れてけばいいだろ」

トン「はぁ？何言ってんや？この子とは俺らは初対面やで」

キヨ「…は？」

戸惑ったような声に幹部様もざわめき始めていました

グルッペン「まぁ拒否権などない!!トン氏、連れてけ」

トン「はいはい、たく…ごめんな」

キヨ「ちょ、待て!!!!!!」

グルッペン「お前がこいつを最後まで信じなかったのだろう？なのに、真実がわかりそうになった途端手放すのがおしくなるのはどうなんだ？」

キヨ「っ!!!!!」

貴女｢……今までありがとうございました。それでは、さようなら。ヒジキ国幹部様｣

キヨ｢まっ!!｣

私はトントン様に抱えられ連れ出されました



トン「ごめんな、無理矢理…」

既に捨てられた身、ならば必要としてくれるこの国に尽くしたい

そう思ってトントン様に固定の意味で首を横に振りました

貴女「いいえ、あの国に未練はありません」

グルッペン「ほう、俺に忠誠を誓うのか？」

貴女「ええ、私は生涯我々国、総統閣下、幹部様のために命を捧げると誓います」

グルッペン「ふむ、宜しい!!!!!ならば最後にハイルグルッペンと言うのだ！夜空A、お前は俺に忠誠を誓うか？」

貴女「ハイルグルッペン」

私は迷いなく、忠誠を誓いました

それから、私は我々国の幹部直属メイドになりました


side終了


貴女「これが、私が私がヒジキ国から我々国に来た本当の理由でございます」

言い終わるとロボロが立ち上がった

そして、無言で夜空に抱きついた

貴女「ロボロ様？」

ロボロ「よう頑張ったな」

貴女「…ありがとうございます」

夜空は後悔などしてなかった

幹部には優しく信頼をしてもらっているし毎日が充実している

だから、離れるなど、消えるなど

彼女はしない

この国が

幹部が

グルッペン・フューラーが

大好きだからだ

あの国は→←貶められた

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