その執事、有能10 ページ12
シ「ところでクラウス例の品だが」
ク「ああ…約束通り持ってきた」
そこでクラウスが取り出したものは
ゲームソフトだった
ク「君が欲しがっていたゲームだ
イタリアでは未発表でね…手に入れるのに苦労したよ」
シ「ふんっ…苦労ね。朝からやたらと強調するな」
ｸﾗｳｽは胸ポケットにｹﾞｰﾑのｹｰｽを戻し、笑う
ク「そりゃそうさ。王子様は従者に苦労に見合う「ご褒美」をくれるものだろう？」
シ「「ご褒美」に見合うゲームならいいがな、この間クリアしたのは さして面白くもないエンディングだった」
ク「やれやれ…子供の手にかかればｹﾞｰﾑなどひとたまりもないな。どうせまたすぐに次をよこせと言うんだろう？」
ぼく ｹﾞｰﾑ
シ「そう。子供は享楽に貪欲だ」
シエルは不敵に笑った
ク「そんな君だからその若さにしてファントムハイヴをこの国一のオモチャメーカーに成長させたんだろうがね……まったく末恐ろしいよ」
はぁと溜息をはくクラウス
そこへセバスチャンがやってきた
セ「お話中失礼します。晩餐の準備が整いいたしましたのでお持ち致しました…本日のメニューは当家の料理人バルドロイによる
牛たたき丼でございます。」
「丼」というワードが聞きなれなかったのか首を傾げて聞き返した
ク「これが晩餐…かね？」
セ「はい。」
ク「てっきり京懐石か何かと…」
そこでセバスチャンがキラキラ眩しいオーラを放ち優しい目つきで「クラウス様ご存知でしたか…？」と呟いた
ク「えっ？…え??汗」
セ「丼とは古来日本から労働者をねぎらうごちそうとして用いられてきたものなのです。一仕事終えた功労者に感謝とねぎらいの意を込めてふるまわれた料理―――…
それが丼という食べ物なのですｯ！！」
凄まじい説明に呆気に取られたクラウスとぽかーんと口を開けてるシエル
それにお腹をぐぅ〜とならして物干しげに見つめているAでなんともシュールな光景だった。
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年6月27日 16時) (
レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年7月21日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ともも - 面白い設定ですね！主人公可愛いしセバスチャンも！更新頑張ってください！続き楽しみです！ (2015年11月4日 12時) (レス) id: c0d4660164 (このIDを非表示/違反報告)
K.H - セバスチャンと夢主の今後が気になります！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！！！ (2015年8月7日 16時) (レス) id: fc4a2573d0 (このIDを非表示/違反報告)
む - 更新がんばってください！まってます！ (2015年8月6日 8時) (レス) id: e3c55f13e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありさん | 作成日時：2014年8月20日 0時
