ＳＥＲＶＡＭＰの短編集ＤＥＳＳぷらす九十三式酸素魚雷!!←【Ｐart5】

近眼にしてみた ページ7

『ボルボックスがいっぱい・・・』


桜哉「何言ってんだ」


『!?これは・・・クンショウモ!?何故こんなサイズに・・・』


桜哉「落ち着け」


『・・・桜哉?』


桜哉「気づけよ、誰がクンショウモだ」


『見えないんだよ』


桜哉「色で気付けよ」


『うん、外ハネのあるクンショウモなんておかしいなって思ったんだ』


桜哉「そこかよ」







翌日


『椿、桜哉〜!!自決したよ!!』


桜哉「・・・・何かのコスプレか?」


『そんなんじゃないって、ほら!!動く!!』


椿「僕ちょっと出かけてくる」


『あからさまに避けるのはやめようね?私ショックで何しちゃうか分かんないな〜?』


椿「じゃあ、聞いていい?僕の幻覚だと思いたいんだけど」


『おＫ』


椿「・・・額にもう１つ目があるように見えるんだ」


『おお〜!!よく気づいてくれた!!』


桜哉「誰でも気づくだろ」


『ベルとオトギリちゃんにも聞いたんだけど・・・目を合わせてくれないんだ』


椿「怖いからだよ!!」


桜哉「しかも何で１個だけ縦なんだよ!!」


椿「そこ!?」


桜哉「額のだけ縦って何目指してるんだよ!!」


『あの、百鬼夜行絵巻についてた奴』


桜哉「ああ、ググったら出てきた。・・・何だコイツ」


『頭に火ついててかっこいいなーって!!』


椿「かっこいいなーで、目増えるの・・・?」


『ああ、それは』


椿「それは?」


桜哉「妖怪の一種なのか・・・」


椿「桜哉まだ見てるの?」


『封魔級に付いてた、黒魔術の』


椿「気合いで増やしたとか言われなくて良かった」

一番ヒャッハーしてた頃。語り手(月詠　ミモザ)→←記憶喪失ごっこ

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