私の末路【鬼滅の刃】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:16,839 hit

柱ページ5

『……。』

「……。」

今回は、水柱の冨岡義勇さんと任務です……。

正直、無口過ぎて嫌われているかどうか分からない。

『あの……すみません。私と任務なんて……。嫌……ですよね？』

「……。」

『嫌いなのにすみません……。』

「俺でも嫌われていない。大丈夫だ。」

えっと、つまり……。

解釈するとこうでしょうか……？

“俺でも嫌われていないから、お前が嫌われるはずがないから大丈夫だ”でしょうか？

つまり……。

私の事、嫌いじゃないんですね……!!

『と、冨岡さんありがとうございます……！』

「……屈め。」

『え？』

屈めと言われ、突然な事に直ぐに判断が出来ず、もたもたしていた私を彼は、引き寄せた。

頚が斬れる音がした。

と、その前に私は……早く離れたいのだが。

背中に彼の手がある。

引き寄せた時に回ってきた手。

無意識だろうけど、鬼を斬ったのだから離れたい……。

『あの……冨岡さん……。』

「……！」

パッと彼の手が離れた。

取り合えず一安心。

『まだ鬼がいるでしょうし、手分けして倒しましょう。』

「あぁ……。」

ここにもいないか……。

師匠を殺した鬼……。

私は、仇を討つ為に探している。

私が倒せるとは思っていない。

師匠でも敵わなかったのだから……。

柱となった今、師匠を越えるのが夢。

だけど、今の私は………。

……使えない柱だ。