検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:16,840 hit

ページ22

『走り込み……。ふむふむ。』

「何だお前……初めてみる顔だが。」

『柱稽古に参加しに来ただけです……。えっと、元…音柱様?』

「そうかよ。だが、俺の稽古はお前にとって、派手にキツいものだぜ。」


走り込みの何がキツいのだ。

師匠のもとで、色々やってきた私にとって軽いものなのだが。


「取り合えず、お前の力を見るために……ずっと先にある派手にでかい杉の木からまたこっちに戻ってこい。距離は短いが、どれだけ速く戻ってくるか気になるからな。」

『なるほど……。分かりました。』


距離は短いと言うが、彼の短いと私の短いの感覚が同じとは限らない。

でも、面白そう。


「ほら、とっとと行ってこい。」


そう言われたので、私は呼吸を整え杉を目指した。

私が先程まで立っていた場所に、強い風が吹く。

目の良い人以外、私の姿は見えなかっただろう。


「あいつただ者じゃねぇな……。」









あった、杉の木……!!

初めの場所に戻るために、そころ境に折り返す。


あっという間に、初めの場所に帰ってきた。


本当に短かった。


「お前、柱の継子か……?」

『さぁ。それは言えません。』


にしても、これでは軽い運動にに過ぎない。

他の柱の所にも行ってみよう。


「何かお前……弱そうな見た目な癖に、案外凄いんだな。」

『それは、私への嫌味として受け取って構いませんか?』

「いゃ、そうじゃなくてな……。ただ、凄いって言ってるだけだろうが。」

『まぁ、私を凄くしたのは師匠ですから。だから、師匠が凄いんです。それでは。』


一瞬にして、私は消えた。






さて、次はどの柱の所へ行こうか。

→→←→



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アリサ | 作成日時:2019年9月7日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。