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『……怒って…る?』
「別に。」
『……。』
見えないが分かる。
かなり怒っている。
けれど、何故怒っているのだ?
私の問題なのに……。
彼が怒る必要があるだろうか……?
分からない。
「何故、あそこにいた?」
『あぁ、猫を追いかけてたら……うん……。』
「猫……。お前、目は……?」
『見えないよ。』
あぁ、そっかまだ説明してなかったっけ。
『えっと、好きなものとか見えるようになったの!で、ついつい……。』
「……もうちょっと考えて行動しろ……。」
『はい……。』
すると、頭の上にポンっと彼の手が乗った。
ん?これはどういう意味ですかな。
何か前に……師匠も同じ事をやってたな……。
『あかざの姿も、早く見たいな。』
「見ない方が________。」
____お前は幸せなんじゃないか。
彼が、何を思ったかは分からない。
それで、何が幸せだと言うのだ。
鬼だからなの?
何故、鬼と仲良く出来ないの?
本当に、仲良く出来ないの?
我々が思っているだけであって、本当は……。
けど、何人もが殺されてきた。
やっぱり、仲良くするなんて……無理なのかな。
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作者名:アリサ | 作成日時:2019年9月7日 19時