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どう頬をつねっても､スネを蹴っても
痛みは感じるし｡
ポケットの違和感を感じて中身を出すと
スマホで機能はそのまま此方の時計と
合わさっちゃってるみたい｡
グリム「オマエ､さっきから何やってるんだゾ？」
はたから見たら情緒不安定だもんな､ごめん…
怪訝そうな顔のグリムと目があった｡
けど今そんなこと知ったこっちゃない｡
薮「あはは､まぁ信じられないよな｡
俺達も向こうで普通に仕事してたもん｡
そしたらいつの間にか君が来る1年前のこの
世界にいた｡」
話せば長くなるんだけど､と頬をかいて
微笑む薮さん｡
間近だな。ファンサが近すぎです…｡
薮「さて､着いたよ｡
外観はオンボロ寮のままだけど｡
ようこそ､オンボロ寮改め
サンズインヴィテシア寮へ｡」
ドアが開くとそこは別世界｡
とても綺麗で片付いていた｡
そして薮さんはパイプのようなものを
手に取って声を上げた｡
薮「全員談話室に集合！
監督生が来てくれたぞ！
グリムも一緒だ！」
言い終えたと思ったら
目の前の扉が開いたもんだから
びっくりして肩が跳ね上がる｡
中から現れたのは
？「やった！やっと…！にゃは､可愛いー！」
金髪にハイテンション､きゅるきゅるの目｡
切込隊長ならイチバン､の彼｡
薮「佐久間､彼女ビビってるでしょ｡
談話室行くよ」
佐久間「はぁい､ごめんね｡んっと…何ちゃん？」
「Aです」
グリム「未来の大魔法士､グリム様なんだゾ！」
佐久間「Aちゃん､グリム！
俺佐久間大介､よろしくね〜」
存じ上げております…｡
これが…毎日？
……やっぱ無理｡
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作者名：yuiri | 作成日時：2020年8月8日 22時
