世界が捻じ曲がり過ぎている件 (ページ6)

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何で元いた世界の推しアイドル様がここに｡
いや待てよ､そっくりさんかもしれないし…｡
うん！きっとそう！

そして､私の番になった｡

鏡「汝の名を告げよ」

白雪姫の鏡…今ではこんなこともしてるのね｡

「相馬Aです」

鏡「汝の魂の形は……」

暫くの沈黙があった後､鏡は口を開いた｡

鏡「分からぬ」

デスヨネ｡

学園長「そんな！有り得ません！」

焦った学園長の声もそのままに鏡は続ける｡

鏡「この者からは魔力の波長が感じられない｡
色も､形も､一切の無である｡
よって､どの寮にも相応しくない！」

学園長「魔法が使えない人間を黒き馬車が
迎えに行くなんて有り得ない！」

それが有り得てるんですよね…｡
お手数おかけします｡

ということは､
薮さんには魔力があるということ…？

まずもって､薮さんが寮長席に座ってるなら
メンバーもいるのかな｡

待って世界捻れすぎでは？
なんて考えてたら入学式が終わってた｡

残すは私の処遇｡グリムは返してもらって
私の腕の中にいる｡

学園長「異世界から来た貴方に言うのは大変
心苦しいのですが､魔力のない人を置いては
おけませんし､何せうちは男子校ですし…」

まぁごもっともだわ…｡

元の世界のアイドルらしき男「学園長」

学園長「なんでしょう､薮くん」

薮(？)「この子は1度､この魔物ごと
サンズインヴィテシア寮でお預かりしても
よろしいでしょうか？」

聞いたことの無い寮の名前｡

てか､学園長今薮くんって言いましたか？？？

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