状況把握 ページ21
信「迫って来てるかもじゃねーよ。迫って来てるに決まってんじゃん。」
真剣な眼差しのシャラたちに信長は軽く言い放った。
一気にエルフたちの顔色は曇っていく。
信「お前らがブチ殺したアレが巡察隊として、帰ってこない。で、兵を召集してー」
与「4日ってとこでしょうかねぇ」
信「いや、奴ら装備がイイ。もうちと早い。3日だな。」
「そこまで予想出来ちゃうなんて…なるほどなぁ」
豊「島津なら翌日だぞ。」
信「そりゃおめーん家がおかしいんだよ!!」
「島津家すごい、Amaz○n並。」
与「A、たぶん隠れてないですよ。」
信「つまりはまぁあさってぐらいってコトだ。村がなくなるまで。」
信長たちの言葉に唖然とするエルフたちだが、シャラだけは腹をくくっているようだった。
シャラ「お願いだ!!助けてくれ!!力を貸して……下さい!!」
「……!!」
シャラは全てを理解した。戦いに長けたものたちに村の生存を賭ける勢いだ。
シャラ「俺たちは武器を持って戦った事がない。40年前に俺達の国が亡ぼされた時はまだ子供だった。あの時戦った俺達の父兄らは殺されてしまった。」
「ん?いまなんて?????」
シャラ「俺達はろくに戦い方も知らない。お願いだ…お願いします!!」
4名は同時に首を傾げる。信長は聞き間違いかというような顔で3人に振り向いた。
信「何かおかしな事を言わなんだか今」
シャラ「え」
「シャラは…若い、20より手前だよね…?」
信「お前歳いくつだ」
シャラは何を今更という顔で答えた。
シャラ「え…106歳だけど。」
「あっ察し」
信「いや冗談はいいから。お前日本だったら手討ちモンだったぞ。」
シャラ「本当だけど」
豊久はズカズカと子供たちのほうに向かって問い詰めた。
豊「おいお前らいくつだ」
「39ー」「36ー」
3人は信じられないという顔でエルフ達を凝視した。どう見ても3人よりも若くみえるシャラが1番年上にあたるのだ。
Aだけは何も驚かず1人でニタニタと笑っていた。
信「どういう事だーッオッパイーヌ!」
こやつめーッとオッパ…オルミーヌの胸をぐわしと掴んだ。Aは見ちゃいられんという顔でがっつり見ている。
「ヒェッ…でか…」
与「聞こえてるよー」
オルミーヌはもはや慣れた様子で手を払うことはないが信長よりも声を張り上げて反論した。
オル「オルミーヌ!!名前覚える気ないだろさては!!おっぱいをつかむな!!!」
「もはや名付け親のセンスに涙を禁じ得ない。」
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫目石(プロフ) - 更新楽しみにしております。 (2022年2月11日 20時) (レス) @page40 id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
タムさん(プロフ) - お隣の山田さんさん» ありがとうございます!がんばります! (2020年11月28日 22時) (レス) id: 14a7f52abe (このIDを非表示/違反報告)
お隣の山田さん(プロフ) - 更新待ってます!!! (2020年11月27日 23時) (レス) id: d70d52a6f6 (このIDを非表示/違反報告)
タムさん(プロフ) - aiueooooさん» お待たせしました!(´;ω;`) (2020年11月19日 10時) (レス) id: 14a7f52abe (このIDを非表示/違反報告)
aiueoooo(プロフ) - 待ってました! (2020年11月19日 3時) (レス) id: f537d46eb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:むきたまご | 作成日時:2016年12月16日 22時