【episode 0】 ページ30
「殿……。
いつまでそのように伏せておられるつもりですか。」
「…………。」
「家臣が心配しております。
軽い病だと言い続けるのもそろそろ限界です。」
「俺のせいで……二宮…までもが……。」
「……。
元はと言えば、私のせいです。
殿が二宮を城へ連れてこいと命じた時、止めるべきでした。
でも、二宮を城に入れることで少しでもあなたの心に安らぎが与えられるなら、と思い……。
現に彼といるときのあなたは、民や家臣の前に出るときとは全く別人の顔をしておられた。
すごく穏やかで優しい顔を……。
一時の感情によって起こした殿の行動は、間違っていたと私も思います。
あの者を殺めたことによって、あなたにとって大切な存在だった二宮までもが……。
でも……
あなたはこの国を背負っておられるのです。
家臣、その家族、この町の民。
皆があなたを待っているのです。
私は、魂の存在というものを信じております。
いつかきっと、あの二人の魂も、新しい命へと生まれ変わる時が来ると。
殿……。
今、あなたに出来ることは
あの者たちが生まれ変わった時に
平和に暮らせる世の中を作ることなのではないでしょうか。
それは
あなたにしか出来ないことでしょう？」
櫻井「大野…………。」
大野「殿。
私は殿に付いていきます。
何があってもあなたの味方です。
一生、あなたの傍であなたをお守りします。
全てを
共に背負いますから。」
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ありす(プロフ) - ジャムさん» お久しぶりです(≧∇≦)お元気かしらと気になっておりました！！またコメントしてくれてありがとうございます(*^^*)お山、出てきましたね( ´艸｀)前世、私もこれを書いたおかげで、自分は何だったんだろう？て時々思っちゃいます(笑) (2015年10月17日 2時) (
レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 雪架さん» コメントありがとうございます(*^^*)感想をいただけるととっても嬉しいんです(//∇//)約束って相手が覚えているだけで嬉しいものですよね。この二人の約束はずっと心に残っていたので、今回果たせて私も嬉しい＆満足です(笑)7章もよろしくお願いします(о´∀`о) (2015年10月17日 2時) (レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
ジャム(プロフ) - いいいいいいいいいい！やっと読めました！！！！本当に幸せですね。わたしの大好きなお山も恵めたことですしね((( それはさておき、この小説を読むと、私も前世を気づかずに生きてるのかなって思っちゃいます！小説みたいな事があったらすごくロマンチックですよね！ (2015年10月17日 2時) (レス) id: 0f315f0b70 (このIDを非表示/違反報告)
雪架(プロフ) - お邪魔いたします、ずっと楽しませていただいていたのですが、我慢できず失礼いたします。約束が果たされるって、小さなことでも嬉しいのに、こんな陽の目に当たる素敵な形で…彼らはきっと幸せですね♪7章も追いかけさせてください。 (2015年10月15日 10時) (レス) id: dfc0dc1d1e (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ケイ♪さん» コメントありがとうございます(*^^*)両想いのにのあいを書くのが楽しい今日この頃です( ´艸｀)おさまりきらずの経験ありますか！自分では全然おさめる予定だったんですけど、あれもこれもと書いてたら(;^_^A 次こそは最終章！頑張ります♪ (2015年10月14日 8時) (レス) id: f9e479aa77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす
| 作成日時：2015年8月4日 17時
