僕の幸せは君の幸せ【凸凹】

4話 安田side ページ5

うわ…大きい人やな


顔も整ってる。


大丈夫ですってその場を去ろうと右足に力を入れる


けど、さっきの衝撃でくじいたらしく


右足を無意識に押さえてしまう。あかん、心配させてまうかな



｢大丈夫ですよ、すみません。前見てなくて。


そっちこそ大丈夫ですか？｣



人間って怪我してると気付くと痛みが増す。ずるい


ズキズキと痛む足に気付かない振りをして相手を見つめる


｢…足怪我してますよね。家近くなんで乗ってください｣


…え。しゃがんで待機してるけどこれって乗れってこと？


でも足の痛み的に歩けそうにもないので何も言わずに乗る。


すると立ち上がって大きな体は僕を背負って歩き出した


これが、僕と貴方の出会いです

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