ぴーすふるでいず*June

3* ページ28

***
[太輔side]





あっぶねぇ〜
普通に泣きそうだったわ。




ﾖｼ。





藤「お待たせA。」



「どうしたの？
手紙そんなにだったかな……？？」






あ、ちょっと泣きそうな顔してる…
やっちゃった………







藤「そんな訳！
ごめんね？
ちょっと幸せすぎて泣いちゃいそうだった(笑)

あのね、
俺からもあるの。」




「え、何が？」



藤「手紙。読んでいい？」



「え、なんで……太輔の誕生日だよ？？」



藤「いいから。読むよ？？？
ちゃんと聞いててね？」




「あ、えっと分かりました。」



藤「ﾌﾌｯ」









***






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Aへ

誕生日は大事な人に感謝を伝える日だと思ったので
僕からAへ手紙を書きます。


いつでも側にいてくれて支えてくれるAがいるから僕は頑張れます。

ﾒﾝﾊﾞｰももちろんそうだけど、
Aがいるから僕らしくいられます。
頑張りたいって思えます。
本当にありがとう。

今までAには我慢をさせてしまったり、
苦しかったり嫌な思いさせてしまったりしました。
普通のｶｯﾌﾟﾙみたいに沢山ﾃﾞｰﾄに連れていくことも出来ない。
外で普通に手を繋いで歩くことも難しい。

それなのにAはずっと僕の側から離れないでいてくれた。
そんなAをこれからもずっと大切にしたいと思う。

もしかしたらこれから先もAには沢山迷惑かけてしまうかもしれない。
だけどずっと一緒にいて欲しいです。

Aだって年下って言っても周りの友達も結婚される方が増えてきたよね。
形にこだわる訳じゃないけど、僕はAと一緒になりたいと思っています。
必ずAのことを迎えに行きます。
だからその時までもう少しだけ待っていて欲しい。
その時がいつになるのかは申し訳ないけど、まだ俺にもわからない。
ただ、Aと2人で幸せになりたいです。
人数が増えるならもっといいかもしれません。
Aと一緒にいる未来はきっと幸せなものになると思ってます。

Aが側にいてくれるなら
何があっても僕はAを離しません。絶対。

これからも2人で
明日も明後日もその先の未来も
一緒に笑って過ごしていきたいです。
いつもありがとう。
愛してるよ。

藤ヶ谷太輔
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