モテない有岡警備員さん。

42* ページ42

大貴side





Aちゃんの作ったお弁当はすごくおいしくて、すぐに食べてしまった。









大「ん！ごちそーさん！うまかった！ありがとう」








俺は弁当箱の蓋を閉じて洗って返すよって言ったのにAちゃんはいいよ。って言った…







何でだと思う？？









俺が洗ったらちゃんと綺麗にならなさそうだからだって！！








ひどいよね！！(泣)









「あのね、有岡くん」








大「何？」









急に真剣そうに話すから、少しドキッとする。









「有岡くん、告白…してくれた、じゃん、、」









大「う、うん」









返事かな？いろいろ考えるうちに俺の胸は高鳴るばかり。









「あ、のね、」








大「うん」









「え、っと…！」









Aちゃんはみるみる顔を赤くしていって、その綺麗な手で顔を隠す。









俺はもう我慢できなくなって









Aちゃんの後頭部に手を回し唇をギリギリまで近づけた。









大「…いい？」








Aちゃんは黙って小さく頷いて








「有岡くんのこと、好きだから」









大「…！！え…両思い、って…思っていいの…？」









Aちゃんはまたこくこく、と頷いた。









_______________。








そして、お互い初めてのキスを交わした。









大「…俺と、付き合って下さい」









「はい…！」







大好きなAちゃんの笑顔を見ながら、俺も一緒に笑った。

43*→←41*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す