モテない有岡警備員さん。

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有岡くんが靴を履いている時、涼介君は私に







涼「また今度は、2人っきりで会おうね」








って、優しい声で言ってくれた。









私は頷くことしかできなかった。









そしてカフェを出て、私と有岡くんは2人きりに。









でも有岡くんはどこか不機嫌そうで…。









沈黙が辛くて、私は勇気を振り絞って言った。









「今日、楽しかったよ！ありがとう」









大「ううん。いーよ」








有岡くんは、いつもの優しい笑顔を見せない。







…どうしよう。







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大貴side






「ごめん…ね？なんか…怒っ…てる？」







不安そうに聞いてくるAちゃん。








大「うん。」







あぁ、かっこ悪りぃ、俺。









大「あ〜、もう、俺怒っちゃった！」








もう、何言ってんだろ。







「ど、どうして？」








大「Aちゃんが山田とばっか話すんだもん」









もー、俺すげぇかっこ悪りぃ。やっぱり、ダサいなぁ。









「ふふっ、」









大「何で笑うの！？」









「いや、かわいいなぁって(笑)」









大「男だぞっ！かわいくなんかない〜っ。」









「ごめんね？」









大「じゃあ、これお仕置きっ！」









俺はAちゃんの手を握った。








…俺が繋ぎたいだけだけど。








Aちゃんはびっくりしてすぐ顔を赤くした。









俺より山田が好きなんでしょ？









顔、赤くしないでよ。









期待しちゃうから。









…手繋ぐの、山田じゃなくてごめんな。








でも…今回は諦められない。









その後、心臓がうるさくて、何も喋れずに別れた。

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