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大「大丈夫。
だって塗の傍には颯馬がいるから。


俺たちは俺たちに出来ることをしよ?」


竜二はまだ不満気な顔をしていたけど、
大にぃに手を引かれてHCUから出た。


緋「あ、今日はどうされますか?」


大「家に帰って、また明日来ます」


緋「分かりました」


スタッフステーションにいた緋山先生に玄関まで送るように言われて俺は二人と一緒に玄関に向かった。


途中コンビニにも寄っておにぎりを八つ持たせた。


颯「夕飯まだでしょ?
一個だけでも食べて。
残りは朝ごはんとかお昼に食べれば良いから」


大「ありがと」


颯「冷蔵庫の中にあるの、
量とバランス考えて朝ごはんに食べて。
お弁当は、明日は作れないから、
朝イチでコンビニで買ってね?」


竜「……うん」


颯「じゃあ、気をつけて帰ってね?」


大「うん」


颯「じゃあ、また明日!」


泣きそうに俺を睨む竜二と俺の目を見ようとしない大にぃ。


二人に手を振って小さくなる後ろ姿を見送った。





竜二も大にぃも、俺の事人でなしとか思うだろうな。


母さんたちが死んだ時だって、
親戚みんなからそう思われてたし……


考えれば考えるほど苦しくなる。





……仕事、しないと。


俺は元来た道を戻って行った。

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名岡颯貴(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!とっても励みになります!誠心誠意書かせていただきます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみに待ってます! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 5ebe61a63e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名岡颯貴 | 作成日時:2020年6月28日 16時

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