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颯「ほら、二人とも起きて」
ベットの上の二人の肩を揺する。
何故か今日は竜二のベットで二人並んで寝てる。
同じ格好で寝ていた二人はんー、と言って二人揃って布団を引き上げた。
双子かよ。
颯「塗もう出かけちゃうよ？いいの？夕方まで会えないよ？」
竜「やだっ！」
はい、竜二起きたー。
竜二は塗大好きだからね。
今でこそお互いに自制してるみたいだけど好き好きオーラが出まくってる。
リビングに駆け込んだ竜二が元気よくおはようと叫ぶ声が聞こえた。
さーて、今日もやりますかぁ。
颯「大にぃ、起きないの？
俺もちょっと早く出るんだよね……
大にぃ、いってらっしゃいしてくんないんだ……そうだよね、大にぃ、今日少し遅いもんね。
もうちょっと寝たいよね……ごめんね」
俯きながら言ってみる。
いつもは演技だけどたまの演技じゃない言葉は大にぃに伝わるのか？
大「颯馬、かわいい」
そんな言葉が聞こえた気がして顔を上げたとたん、大にぃに手を引かれてベットに引き込まれた。
颯「ちょ、大にぃ！」
大「おはよ。颯馬かわいいー！大好き」
ぎゅっと抱き締められる。
もがいてはみるけど、大にぃって力強いんだよね。
俺のが鍛えてるんだけどなぁ？
もがくのも諦めて大人しく抱き締められる。
やば、気持ちよくってちょっと眠くなってきちゃうんだけど。
大「颯馬、眠い？一緒に寝る？」
顔を上げたら優しく微笑む大にぃ。
俺彼女じゃないんですけど？
竜「ちょっと！
俺のベットでイチャつかないでよ！」
塗「あーあ、大にぃが遂に手ぇ出した。
まあ、いいんじゃない？竜二、行こ」
ドタバタと駆け込んできた竜二と
大にぃに呆れたように毒づいてから引っ張り戻して行った塗。
いや、ちょっと待てよ。
颯「助けろよ！」
大「そーまっ！大好き！」
颯「起きろバカにぃ」
大「ひどいー！」
塗「いいから早く飯食え！」
はぁ、我が家に静かな朝は来ないのか？
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いつもお読みいただきありがとうございます！
感謝しかありません。
今後ともよろしくお願いいたします。
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名岡颯貴(プロフ) - ？さん» ありがとうございます！とっても励みになります！誠心誠意書かせていただきます！ (2020年7月1日 23時) (
レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 続き楽しみに待ってます！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: 5ebe61a63e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2020年6月28日 16時
