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さてさて、次は塗からだね。


開けてみれば時計が入っていた。


大「手持ち時計?」


塗「懐中時計ね。服に着けたまま洗濯しないようにだけ気をつけて」


颯「懐中時計ならどんなファッションでも身につけてられるな」


塗の真意を見透かしたように笑った颯馬を塗があわあわして口を塞いだ。


ふふっ、そーゆーことなんだね。


大「塗、ありがと。肌身離さず持ってるね!」


塗「だ、大にぃ〜……」


恥ずかしそうに項垂れた塗。


控えめに言って、超可愛い。


最後は颯馬からだ。


一番小さな箱にはオレンジの薔薇の飾りがあしらわれている。


中に入っていたのは、リングのデザインのネックレスだった。


颯「リングの中、見てみて?」


そう促されて見てみると、
イニシャルの羅列があった。


D.A,S.N,N.N,R.S


大「これって……特注?」


颯「そーだよ。俺の財力嘗めんな。
泊まりのロケの時とか、メッセージ送れない時間でもそれあれば寂しくないでしょ?」


大「ガキ扱い?」


照れ隠しに可愛くないことを言ってみる。


颯「ブラコンな兄を想ってんだよ。
それに、それあれば事故にあってもすぐに大にぃって分かるしね」


珍しく素直に返されたと思ったら可愛くないことを返された。


照れ隠しに照れ隠しで返すとか、逆に可愛い。


大「ありがと!……って、勝手に事故に合わせないでよ!」


塗「そうだよ!もしも大にぃ居なくなったら……食費が……」


竜「学費が……」


大「心配するところはそこかっ!」


颯「俺が養うよ!」


大「だから!俺を勝手に事故に合わせるな!」


プクッと頬を膨らませたらみんながゲラゲラ笑うから、みんなまとめて抱きしめた。


大「ありがと!最っ高の誕生日だよ!

みんな大好き!」


颯「俺も、大好きだよ」


塗「うん。俺も好き」


竜「だーいすき!」


颯馬と塗が素直……


大「可愛すぎる!」


さらに力を込めて抱きしめた。

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名岡颯貴(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!とっても励みになります!誠心誠意書かせていただきます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみに待ってます! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 5ebe61a63e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名岡颯貴 | 作成日時:2020年6月28日 16時

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