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大side



緋「也川塗さんは、全身に暴行を受けた跡が酷く、頭部を殴られたことで意識を失った可能性が高いです。
頭部外傷に関しては命に関わるような傷ではありませんでした。
左腕が骨折していますが三ヶ月程で治るかと思います。
検査の結果も悪いところはありませんでした」


そこで言葉を切った緋山先生は少し躊躇ったようだったけど、また話し出した。


緋「性的暴行を受けた痕跡もありました。
内蔵の方は出血も多く輸血もしましたが、
しっかり縫合して、処置が終わっているので心配は要りません。
あとは……目を覚ました後、心的な症状が出るかどうか、といったところかと思います」


緋山先生の説明を聴いてから隣に座る二人を見た。


竜二は今にも泣きそうで、颯馬は竜二の手を握りながら遠くを睨みつけていた。


俺もそっと竜二の手を握ってあげた。


緋「一応名取が担当医になってますが、何かあれば誰でもいいので声をかけてください」


大「はい」


颯「え、俺ですか?」


颯馬なら大丈夫か、と思っていたら、当の本人は驚いて目をぱちくりさせていた。


緋「さっき言ったでしょ?」


颯「すみません、聞いてませんでした……」


緋「珍しいわね……まあ、仕方ないか……」


緋山先生は心配そうに颯馬を見た。


仕事場での颯馬は、どんな子なんだろ?


また今度聞いてみよっかな。


でも、それより今は。


大「あの、塗に会えますか?」


緋「分かりました。ご案内します。


名取、よろしく」

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名岡颯貴(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!とっても励みになります!誠心誠意書かせていただきます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみに待ってます! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 5ebe61a63e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名岡颯貴 | 作成日時:2020年6月28日 16時

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