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お金に余裕がないことはすぐにわかった。


俺は高校に行かないと言ったけど、大にぃから貯金があるから気兼ねは要らないと言われた。


だから俺は、行くけどバイトさせて欲しいと言った。


でも、竜二に同じ思いはさせたくなかったから、兄ちゃんたちがいる日だけは日雇いのバイトを入れた。


色んな職業を経験する内に、一度だけ事件に巻き込まれた。


犯人にされかけた時、助けてくれたのが探偵さん。


その探偵さんが事件後に連れていってくれた場所があった。


それがサンドグラスだった。


俺の置かれていた状況を聞いた法朗さんは特に何か言うわけでもなくただ笑ってカレーを食べさせてくれた。


その時に俺の基本スキルの高さを見込まれて探偵斡旋所助手をやらないかと誘われた。


それ以来そこで働いている。


もしも母さんたちが生きていたらどんな人生だったかは分からないけど、今と同じ幸せはなかったんだろうなって思う。


少しぼーっとしすぎた。


いつの間にか終わっていたヒルナンデス。


テレビを消して立ち上がる。


俺は皿を片付けて部屋に戻って勉強を始めた。

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名岡颯貴(プロフ) - ?さん» ありがとうございます!とっても励みになります!誠心誠意書かせていただきます! (2020年7月1日 23時) (レス) id: 9fd7fb69f1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみに待ってます! (2020年7月1日 22時) (レス) id: 5ebe61a63e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名岡颯貴 | 作成日時:2020年6月28日 16時

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