有岡サイド。 ページ43
さっきの2人…薮くんと光くんが状況を説明してくれた。…いのちゃんが助けてくれたということも。
それで、思い出したんだ。嫌な記憶を。
「…なんじ?…かえ、らな、きゃ…殴られる、怒られる。…やだ、やだやだ…!」
光「えっ!?だ、大ちゃん?」
薮「落ち着け!大丈夫だから!」
そんな声、俺の心には届かないよ…
「いやだぁぁ!助けてっ、やめてっ!」
叫び、暴れてるときの記憶が全くない。スイッチが入ったように自分がおかしくなって、スイッチが切れるように苦しみが消え、気づけば眠っている。
こんなことが薮くんのお家に引き取られ、お父さんともう会わなくていいとわかってるのに続いた。
だからこそ、いのちゃんに会いたくなかった。
叫び、暴れている時の自分がいのちゃんに悪いことをしそうで、怖かった。
「嫌いだから…こんな自分が…」
そう、光くんに告げた時、君がいることに気がついた。
「いのちゃん!」
大声で君の名前を呼ぶけど、届くことはなく君は遠くへ消えて行った。
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カナやん大好き - 知念が部活で捻挫をしてしまう話が見たいです! (2019年6月23日 8時) (レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ストれも | 作成日時:2019年5月29日 17時