有岡サイド。 ページ42
俺は歩いていた。
あの押し入れのように暗くて寒い場所を。
1歩1歩進むに連れて、暗く、寒くなっていくのに、俺の足は止まらない。
恐怖にかき立てられ、涙が止まらない。
こわい…!寒い…!いやだ。
「たすけて…!いのちゃん…!」
どうにもならないと分かりながらも叫んだ…その瞬間だった。
「うわっ、」
どこからか、青い月の光が俺を照らした。目の前には光の道が1本。
「え?」
少し不思議に思ってたけど、その光はとても暖かくて、静かに明るい。俺は自然と光の道を歩き始めた。
〜〜
「...ん。」
あれ?ここはどこだろう。
さっき青い光がピカッと光って...目を開けたら白い天井が見えた。
光「あっ!起きてる!薮、起きてるよ!」
近くで聞こえる、声の主ははじめましての2人のお兄さん。
光「有岡くん、だよね?大丈夫?」
「いの…ゃ、」
光「へ?」
「ど、こ…?…いの、、ちゃ、は…?」
今すぐ、いのちゃんに会いたい。
薮「あぁ、伊野尾ならさっき帰ったぞ。」
光「ごめんね、その子も君のこと心配してたから…」
それでも、キョロキョロと君の姿を探した。
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カナやん大好き - 知念が部活で捻挫をしてしまう話が見たいです! (2019年6月23日 8時) (レス) id: 636dc1adae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ストれも | 作成日時:2019年5月29日 17時