あったかいおうち２

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家出なんてしたことないからどこに行けばいいのか分からなくてとりあえず近くの公園に。

勉強しかしてなかったから公園ってなにする場所か知らないし、ベンチにボーッとしていた。

？｢危ない！！｣

どこらかそんな声がきこえたけど気づいたときには

バーンッ！

何かが顔に当たった。

｢いったー。｣

？｢ごめんごめん！大丈夫？｣

顔を上げれば僕と同じくらいの男の子が。

｢うん。大丈夫。｣

光｢俺、八乙女光。お前は？｣

｢や、薮宏太です。｣

よろしくな！って言われて強引な自己紹介に強引な握手。

光｢そういえば、薮はベンチに座って何してたんだ？｣

｢えっと、特には…。｣

光｢え。公園に来て、何もしないの？｣

｢うん。公園って何する所か分からなくて。｣

光｢うっそ！そんなやつ初めてみた！｣

めっちゃ興味深々な顔で言われても…。

光｢じゃ、俺のサッカーに付き合ってくんない？｣

｢サッカー？何、それ？｣

光｢そっかー、サッカーも知らないかー。｣

｢ご、ごめん。｣

光｢よしっ！俺が1から教えてやる！｣

｢え！ダメだよ！僕、下手くそだから、八乙女くんの足でまといになるだけだから！｣

光｢そんなの、やってみないとわかんねーだろ！？あと！八乙女は長いから光って呼んでくんない？｣

光にガッって腕を掴まれて遊具があまりない広い場所に連れてかれた。

。→←薮サイド。

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