笑顔の裏の顔。2 ( Daiki.A )

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今日は文化祭を終えて代休。




久々に家でゴロゴロしたい。






って思ったけど。


Prrrrr、と携帯が鳴った。








『はi「柚〜！！」…大貴？』








このうるさい5歳児は紛れもなく大貴ですね。



私の言葉遮ったよこの人!?








大「俺俺！」








『オレオレ詐欺ならお断りします』








大「ちょっと柚！笑」









こんなやり取りしたの久々かも。



今まではちょっとギスギスした感じだったし。








『ごめんごめん、どうかした？』








大「休みだし、どっか行かない？」









今日はゴロゴロしようかと思ってたけど…





大貴に誘われたら行くしかない!!









『行きたい！』








大「じゃあ9時に俺んち来てね」








『うん！』









私は大貴との電話を切り、




るんるんしながら支度をした。







ちらっと時計を見ると7時を指している。








まだまだ時間あるし…


少しおしゃれに力いれてみようかな。







『うーん、これとこれは…』







買ったけど１回も着ていない服ばかりで、



選び放題だった。






中には、いつこんなの買ったんだっていうものも。







『…よし、』








個人的に良いと思う服を組み合わせてニットをかぶり、




鏡を見ると。







いつもとは違う自分がいた。







それだけでなんだかすごくワクワクしてきた。








ふと時計を見ると、8:30になっていた。







『もう行かなきゃ』








家の戸締りをし、大貴の家へと向かった。








＊




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