も ページ5
Aside
Aやっぱやめようよ…
大貴俺は実行するつもりだから
悪い子になるなんて簡単だけど、
さすがに無理。
…確かに言いましたよ。
“授業を抜け出してみたい” と。
でも、まさか実行するとは思わなかった…。
うーん。
Aわかった
大貴俺がトントンって肩叩いたらすぐ行くからね!
AOK
私たちは後ろのドアから一番近くて、
さらに一番後ろの席！！
抜け出すにはぴったりの場所。
大ちゃんは一番後ろで、その前が私ね。
なかなか肩を叩かれないから
ぼーっと授業を聞いていると、眠くなってきた…
大ちゃんも寝てるんじゃない？
そんな考えがふと頭に浮かんだ。
じゃあ私も寝ちゃおっかな。
あ、眠い。
もう寝そ……トントン
…はっ！
私が寝ぼけている間に大ちゃんは私の手を引っ張って、
ドアを抜け出した。
「あっ！おいこら！！」
おじさん先生の怒鳴り声が聞こえる中、
私たちはひたすらに走った。
カバンは、大ちゃんがしっかり持ってくれていた。
大ちゃんの背中を見つめていたら、
いつの間にか目的地の私の家の前に着いていた。
「はぁ…はぁ…」
「あ〜、疲れた〜！」
「大ちゃ、早い……」
「え？あ、ごめん！」
絶対思ってない……
「はい、カバン」
「はぁ…ありがと、家入って」
「センキュ！おじゃましまーす」
部屋に入っても未だに息切れしている私を見て、
大ちゃんは笑った。
「も、何笑ってんの…」
「何してほしい？」
「へ？」
「人工呼吸がいい？」
この人はばかだ。
…ちょっとからかってみよ。
「人工呼吸がいい」
「えぇっ？！」
「ねぇ、してよ」
「………ばか、今日はしないの」
え、自分で言ったくせに？！
「ていうのは嘘」
「わっ！」
いや、なんでお姫様抱っこ？！
「ちょっと、下ろして！」
「あれー？うちの姫はうるさいですねー」
「もう、何言って……っん…」
お姫様抱っこをされて、そのままキスをされた。
やられっぱなしだけど、それでいい。
私は大ちゃんの首に腕を回して、キスをねだった。
「好きだよ……A、」
「ん、大ちゃ…」
キスしたまま器用に下ろされて、
私に壁ドンしてからまた唇を重ねた。
でも、甘いひとときは終わりに近づいていた。
引っ越しまで、あと2日。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りすねずみ(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます！わー！嬉しいです！spin-offも結構頑張ったので、そう言っていただけてとっても嬉しいです(^^) (2017年10月13日 18時) (
レス) id: 4bba5de416 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - すごくキュンキュンしました！有岡くんが赤ちゃんに嫉妬するとこ、とても可愛かったです！ (2017年10月1日 9時) (レス) id: a00b254792 (このIDを非表示/違反報告)
トツキツキ(プロフ) - ☆有奈★さん» みなさんにもたくさんの評価をいただいているのですが、コメントが来たのは初めてだったので、とても嬉しかったです！感動していただけてすごく嬉しいです(T-T)私が感動して泣きそうです笑ありがとうございます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 4bba5de416 (このIDを非表示/違反報告)
☆有奈★ - あと、よかったら、友達になってください！OKでしたら、『とびっこさん集まって♪』というホムペ来てください！ (2017年3月15日 21時) (レス) id: 11f97d0fd8 (このIDを非表示/違反報告)
☆有奈★ - すごくいいお話でした！駅に着き、別れるシーンで感動して泣いた私。五年ぶりに再会した二人がその一年後結婚して、赤ちゃんができて。すごく感動しました！文才分けてくださ〜い(笑) (2017年3月15日 21時) (レス) id: 11f97d0fd8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りすねずみ | 作成日時：2017年1月29日 12時
