噂の最強ヤンキーは女の子でした。

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知念side







今日転校してきた隣の女の子。




すっごく強いんだけど笑





ぼくよりちっちゃいのにね。




この高校は男子校ではないから女の子が転校してきたっておかしくない。




にしてもこの子美人。




すっごく顔が整ってる。




それにどっかで見たことある気がする...。





蝶野さん...





聞いたことないなぁ。





うーん。






｢ねぇ、この高校ってさ、どこのクラスもこんな感じなの？｣




知念 ｢そうかな。｣




｢女の子いないの？｣




知念 ｢君だけ。｣




｢へぇ。てかさ、あたし君って名前じゃないの。蝶野A！いい？｣




知念 ｢じゃあ蝶野さん｣




｢それでいい｣






さっきから思ったけど蝶野さん





笑わない。








まぁ、ヤンキーだし。。





キーンコーンカーンコーン





｢次って国語？｣




知念 ｢そーだよ。｣




｢ありがと｣







涼介 ｢お前さぁ、どっかで見たことあんだけど｣




｢そりゃあるでしょ。あたしいろんなとこ行くもん｣




涼介 ｢じゃ、お前さ、黒蝶知ってる？｣




蝶野さんの体がビクッと揺れる




｢...知ってるに決まってる。｣




涼介 ｢じゃ、会ったことある？｣




｢あ、る。｣




涼介 ｢やったことある？｣




｢...ある、かも。｣




涼介 ｢あっそ。俺さ1回やってみたいんだよね、そいつと。｣




｢へぇ。｣




黒蝶はここら辺で知らない人はいない



最強のヤンキー。




黒蝶の右に出るものはいない。





僕は黒蝶に会いたい。







あの時のお礼がしたい。






あなたの背中を追いかけてここに来たんですって言いたい。






だからこうして有名なヤンキー高校にも入った。









いつかきっと会える





そう信じて僕は今までやってきたんだ...。

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