相談 ページ14
Aside
退院したぜ!
三日後4989番とお祭りに行くことになった。
お祭りは、この世界の持ち主が入院しているときしかできないのである。
だからとても楽しみだ。
必ず、4989番に本当の気持ちを伝えたい私は、この機会がチャンスと言えるだろう。
そのことを好酸球ちゃんに、相談している。
好酸球ちゃん「んーそうか。A番は4989番大好きだもんな。」
「うん、、、好酸球ちゃんはどうしたらいいと思う?」
好酸球ちゃんも骨髄球時代からの仲だ。私のことは、重々理解しているだろう。
好酸球ちゃん「その日は、菌とかウイルスが入ってこないから、思い切って浴衣着てみるのはどうだ?」
「いいね!」
好酸球ちゃん「あとはそれまでに4989番とさらに仲を深めなきゃな。」
「どうしよう。」
あれこれ相談した結果は、4989番達と王様ゲームをやる。ということになった。
好酸球ちゃんも、参加してくれるらしい。
参加してくれる理由を聞いたら、
好酸球ちゃん「A番だけだとかわいそうだからな。」
と言っていたが、好酸球ちゃんの顔には「一緒に遊びたい」と書いてあった気がする。
二人で、話しているとマクロファージさんが歩いてきた。
浴衣を借りられるチャンスかもしれない。
そう思い聞いたら、
マクロファージ「いいわよ。A番ちゃんに似合うのがあった気がするわ!」
ラッキーだ。
しかも、着付けもしてくれるそうだ。
怪我した分、運がついてきたのだろうか。
私はお礼を言うと、
好酸球ちゃんと歩き出した。
4989番達を探している。
見つけた。
みんなで仲良くお茶を飲んでいる。
4989番達の方へ歩くと、声を掛けた。
「ねぇ!私達と王様ゲームしようよー」
4989&1146&2626&2048「えっ、、、、、」
好酸球ちゃん「A番がやりたそうだから私達とやってくれないか?」
4989「しょうがないなー!やってあげようじゃないか!」
4989番が振り返ると
1146番達は
1146&2626&2048「お、おう。」
と、頷いた。4989番が圧でもかけたのだろう。
好酸球ちゃん「じゃあ番号を配る。」
距離を縮めるためだ。
失敗しても後悔はしない!
「王様だーれだ!」
私の一言で始まった。
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作者名:ここあめ | 作成日時:2021年8月29日 20時