これから・・・ 2 ページ13
「隼也はかっこいいな。
なんか、
Aがうらやましいよ。」
「・・・なにそれ・・・。
どんだけ金子くんのことが好きなの、
真哉は。」
のだしんと結実が、
そんなやりとりをしてるとき、
私は、隼也のそばにいって、
声をかけた。
「・・・・・・・隼也。」
「ん?」
隼也は水を飲みながら振り向いた。
「・・・・・あの・・・・。」
私は、おなかをさすってみせた。
「・・・・えっ?!!!!!」
隼也は、わかったようで、
目を見開いて、固まった。
「ん?
・・・・・なになになに?」
のだしんは、隼也の顔をのぞきみる。
「おめでとう!
私たちと同じ年だ!
嬉しい〜!!」
結実がそういうと、
さすがに、のだしんもわかって、
驚きながら拍手をおくってくれた。
隼也は、すごく嬉しそうに笑ってた。
・・・私たちの出会いは、
偶然から始まった。
そして、
新たな命を授かった今も・・・。
これから、
家族が3人になったら、
今までとは違った経験を、
沢山していくんだろう。
いいこと、悪いこと、
うまくいったこと、できなかったこと。
そんなふうに、
一つ一つ、一緒にクリアして、
笑顔いっぱいの、
素敵な家族になるように、
しあわせを
自分たちの手で、つくっていく。
結実たち夫婦とも、
この先もず〜っと一緒に・・・・・。
「俺の子、女の子みたいだから、
隼也んとこは、男の子ならいいな。」
「何でだよ。」
「子供同士、結婚したら、
俺たち、親戚になれるだろ?」
「ちょっと・・・話が飛躍しすぎだよ、
のだしん。」
「絶対いやだ。お前の子なんて。」
「ちょっと。金子くん。
聞き捨てならないわね。その言葉。
私の子供でもあるんですけど。
きっと、
超〜〜〜かわいいと思うんですけど!」
「・・・あ・・・、
そういうことじゃなくて・・・。
仮に、息子だとしても、
俺の息子が、
真哉に頭下げるなんて、
そんなこと、あってたまるかよ。」
「・・・そういう理由なら、ちょっとわかる。」
「・・・だから、先の話でムキになっても・・・。
W杯出場祝いしようよ(笑)」
私たちのしあわせの軌跡は、
これから・・・・・・・・。
《おしまい》
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arinko(プロフ) - 林檎さん» 嬉しいコメントありがとうございます(*'ω'*)そうですね。続きが気になるって意見、すごく嬉しいです( *´艸`)子供がうまれてから、なんだか賑やかそうですね(笑)先の話となると、もっと考察せねば( ̄▽ ̄)参考にさせていただきますね。ありがとうございます! (2014年6月23日 17時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 凛蘭さん» 応援ありがとうございます♪最高・・・なんてもったいない言葉・・・。超嬉しいです!ありがとうございます!こういう嬉しいメッセージを頂くと、調子にのって次回作を早く作りたいと思うくらい、お尻に火がつきます(笑)これからもよろしくお願いします(#^^#) (2014年6月23日 17時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 完結おめでとうございます!! 終わってしまって寂しく思います。 この小説の続きが見たいです! 子供が生まれてからのお話とかも、面白いんじゃないでしょうか。参考になれば嬉しいです。 *林檎* (2014年6月23日 0時) (レス) id: 09395e9f5c (このIDを非表示/違反報告)
凛蘭 - 完結おめでとうございます!最後はもう、号泣しそうなくらい最高でした。これからも応援しているので頑張ってください! (2014年6月22日 23時) (レス) id: e6f053a79d (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - あやねさん» 嬉しいコメントありがとうございます(*'ω'*)続編のつづきは、続編の続編になっちゃいますね(笑)今は続編の方を完成させたばかりで、色々調べながら書いたので、消費が・・・(爆)でも参考にさせていただきますね。(#^^#) (2014年6月22日 22時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:arinko | 作成日時:2014年6月19日 21時