俺の家庭教師はね

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大学を卒業して就職した俺は一人暮らしを初めた。

一人暮らしをしたら男連れ込み放題。



そう、俺の恋愛対象はずっと同性だった。

誰にも内緒だけどね。





中学生辺りから俺は多分そっちなんだと気付いて、それからはそういう奴にはそういう奴が寄り付くみたいで高校時代も彼氏が途切れた事は無い、高校生なんて性欲強いからセフレもいっぱいいた。





そんなアブノーマルな部分は微塵も見せず、慧くんはこんな風になっちゃダメだぞと思いながら期間限定の家庭教師をしていたのだった。










会社員になってからも相変わらず男遊びを辞められないだらしない俺にまた家庭教師の依頼が来た。




流石にもう無いかと思っていたけど、どこかで期待していた部分もある。


慧くんは大学受験の勉強を俺に教えて欲しいと言う。




仕事も忙しいから土日だけだけど、成長した慧くんを見てみたいなと思いながら了承した。









仕事終わり、いつものバーで引っ掛けた男と寝て、朝ホテルを出て家でシャワーを浴びて身支度して慧くんの家に行く。






ピンポーン





インターフォンを押すとすぐに足音が聞こえてガチャとドアが開いた。



「大貴くん、いらっしゃい」


「お母さん、こんにちは」


「忙しいのにごめんなさいね、慧が大貴くん呼んでってうるさくて」






少し申し訳なさそうに話すお母さん。

慧くんが俺を求めてくれていたのが分かって嬉しい。





「慧ー、大貴くん来たわよ！」


廊下をぬけてリビングへ向かう途中お母さんが慧くんを呼ぶ。








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