橙色ランナウェイ (ページ3)

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なんだか早く現場に着いてしまった。

今日は一番乗りかもしれない。

そう思いながら楽屋の前まで来て人の声がした。

なんだ、もう来てるメンバーがいるのか。

「ひかるくんっ、、だめだよっ！」

「大丈夫、まだ誰も来ないって」

「もう、んっ、、、」

光くんと、もう1人の声は、あの甘くて可愛い声は大ちゃんだ。

ただたまたま2人が早く来ていただけかもしれないのに、俺はそのドアを開くことが出来ない。

「可愛い大ちゃん、、もう一回、ちゅーしよ」

「もう、だめだよぉ、、んちゅ、、んぅ」

どうして？俺だけの大ちゃんじゃないの？？

これ以上甘い雰囲気の2人の声は聞きたくなくて、今来た楽屋までの道を引き返す。

「ゆーてぃ？」

「、、、知念」

ちょうど向かいから来た知念に出くわした。

○○は不思議そうな顔で見てくるけど、そんなのは気にしてられない。

「どうしたの？開けないの？」

「、、、、ちょっと飲み物買ってから行くわ」

「そう」

大ちゃん、どういうこと？

俺以外とも関係があるの？

それとも俺の聞き間違え？

答えは出ないのにぐるぐると脳内は動き続ける。

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