ともだち ページ42
放課後、
Aが帰ったあと、
玲音と寿々歌を呼び止めて、
話をすることにした。
あれから、
玲音がAの方へ近寄ろうとするたび、
俺が引き止め、
その間にAが別の場所にうつり・・・
という感じで過ごした。
結構、
あからさまな感じだったのに、
玲音はまっすぐで、
全然気づかなかった。
俺はポケットから手帳をとりだして、
メモを書いて、Aに渡した。
”二人に話すから。”
そのメモを読んで、
Aは不安な表情をみせながらも、
俺を信じたようにうなずいてくれた。
正直、
寿々歌が口が堅いのはわかってるけど、
玲音に関しては、
どちらかというと、
口がかたい方ではないから、
悩むところだった。
でも、
玲音はまだまだ加速しそうだったから・・・。
このままだと、
玲音もAも、危険だ。
常識をもったやつだとは思ってるから、
それを信じて、伝えることにした。
「何？話って。」
クラスのみんながいなくなったあと、
玲音が切り出した。
「・・・大体わかるよ。
Aのことでしょ？」
寿々歌はそういって、指をいじりながら俺をみる。
「ああ・・・。」
「・・・僕が、
Aちゃんに告白したこと？」
「・・・まぁ・・・。それもある。」
俺はそういったあと、
二人に聞こえるくらいの声で、
話はじめた。
二人とも、
みるみる表情がくもっていく。
寿々歌は、
衝撃的な事実にショックを受けていた。
玲音も、一点をみつめたまま動かなかった。
俺が話終わったあとも、
しばらく沈黙が続いた。
「・・・・・ひどい・・。」
寿々歌はそういって、
顔を赤くしながら怒っていた。
「・・・ネットには、
そんなこと一言も書いてなかったのに。」
玲音はボソっとつぶやく。
「・・・どうすんねん？玲音。
Aに告ってたけど・・・。」
寿々歌は玲音の顔をのぞく。
「・・・・どうするって・・・
・・・どうしよう。
・・・その時の気持ちは
嘘じゃなかったけど・・・。
今の話聞いて、
・・・想像もしてないことだったから・・・。
そういう気持ちじゃなくなる
・・・・というか。」
玲音は挙動不審になりながら、
寿々歌に近寄った。
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arinko(プロフ) - 珠さん» コメントありがとうございます(#^^#)頑張りま〜す。夏休み、今日から始まるとこもあるみたいですね。うらやましい♪珠さんも、忙しいのを乗り切って、”休み”を楽しみましょうね。応援ありがとうございます(*'ω'*)更新いっぱいしました！ (2014年7月18日 22時) (
レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
珠 - そうですね！そろそろ夏休みですね！夏期講習頑張ってください^_^私も宿題やなやらで頑張ります！更新も頑張ってください*\(^o^)/*応援してますo(^_^)o (2014年7月17日 22時) (レス) id: 2f7017536f (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 林檎さん» いえいえ。こちらこそ、いつも見てくださってありがとうございます(*'ω'*)♪また更新したので読んで下さいね。 (2014年7月13日 23時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 今日も更新ありがとうございます(〃〃) (2014年7月12日 21時) (レス) id: 09395e9f5c (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 珠さん» いつもコメントありがとうございます(*'ω'*)引き続き、楽しみながら読んで頂けるとうれしいです♪応援して下さる方がいるかと思うと、すごく頑張れます！私の宝です♪ありがとうございます★ (2014年7月11日 20時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：arinko | 作成日時：2014年6月26日 16時
