転校生 4 ページ5
昼休み。
白崎は、
クラスメイトと楽しそうに話をしている。
部活と、掃除のこと以外、
午前中、わがままはなかった。
普通だ。
・・・・・・まぁ、
それが当たり前なんだけど・・・。
「ねぇ。
Aちゃんって、可愛いよね。」
「は?」
玲音が急に言うから、
大きな声をだして反応してしまった。
・・・白崎の面倒くさい言動あっても、
そう思えるのか・・・。
プラス思考の塊だな・・・。
「だって、
なんか、不器用そうじゃない。
顔もかわいくて、純粋で、不器用。
守ってあげたくなるよね。なんか。」
玲音はそういって、
白崎の方をみながら、優しく微笑んだ。
まだ今日あったばかりなのに、
・・・・もうわかるのかよ。
そして、終礼後。
白崎は、驚くくらいの速さで、
教室を出ていった。
・・・何か、面白いテレビでもやってんのか?
この時間。
・・・掃除の方は、
テーブルを全部拭いたからOKとしよう。
「ねぇ、
なんで隼也、
白崎さんをフォローするの?」
寿々歌がほうきをもって、俺に詰め寄る。
・・・あれ。
フォローになってたんだ・・・。
「あんまり人のことに
首つっこまん隼也が、
フォローするなんて・・・・。
部活せえへんとか、掃除せんとか・・・。
あんな風にわがまま言われると、
難しくて、
どう接したらいいか、わからん。」
「人なんて難しいだろ。
十人十色。
寿々歌なら、そのうちうまくやれるだろ。」
俺はそういって、ほうきで廊下を履きはじめた。
・・・・・・・・・・・。
俺だって、
寿々歌の不満な気持ちはわかる。
学校側が
特待生に対して、
頭をへこへこ下げるのも珍しい。
わがままを受け入れる、なんて、
教師側だって面倒くさいのに、
そこまで嫌そうな顔してなかった。
どこかの大金持ちのお嬢さんなのか、
日本一になるぐらいの
すごい記録を持ってるとか・・・。
・・・・なにか理由がある。
・・・たぶん。
寿々歌じゃなくて、
俺がフォローする理由も・・・。
30人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
arinko(プロフ) - 珠さん» コメントありがとうございます(#^^#)頑張りま〜す。夏休み、今日から始まるとこもあるみたいですね。うらやましい♪珠さんも、忙しいのを乗り切って、”休み”を楽しみましょうね。応援ありがとうございます(*'ω'*)更新いっぱいしました! (2014年7月18日 22時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
珠 - そうですね!そろそろ夏休みですね!夏期講習頑張ってください^_^私も宿題やなやらで頑張ります!更新も頑張ってください*\(^o^)/*応援してますo(^_^)o (2014年7月17日 22時) (レス) id: 2f7017536f (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 林檎さん» いえいえ。こちらこそ、いつも見てくださってありがとうございます(*'ω'*)♪また更新したので読んで下さいね。 (2014年7月13日 23時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 今日も更新ありがとうございます(〃〃) (2014年7月12日 21時) (レス) id: 09395e9f5c (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 珠さん» いつもコメントありがとうございます(*'ω'*)引き続き、楽しみながら読んで頂けるとうれしいです♪応援して下さる方がいるかと思うと、すごく頑張れます!私の宝です♪ありがとうございます★ (2014年7月11日 20時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:arinko | 作成日時:2014年6月26日 16時