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理由1 ページ21

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午後からは、少し雨が降り始め、


帰る頃には、さらに強くなっていた。





俺は、歩いていた足をとめ、


目の前のマンションを見上げた。









今から1時間前・・・。







俺は先生に、

”謝りに行きたいので、

白崎の住所を教えてほしい”と、

しつこくお願いした。



当然、

個人情報だからという最もな理由で、

先生に何度もあしらわれたけど・・・。




変わろうとしたあいつの意思が、

消えてしまうんじゃないかと不安で、


確認したかった。





今回は俺が悪い。


Aは、悪くない。


こういうことがあれば、

もう同じ間違いはしない。


変わろうとしてるなら、

違う形で助けたい。




それを、伝えたい気持ちが強かった。





先生に、その気持ちのまま、


”白崎が変わりたいっていうから、

俺が手助けするつもりで、

あの時間まで残ったんです。”


・・・・というと・・・、




先生の表情が変わった。







先生が、ご両親に了承を得て、

俺にメモを渡してくれた。





先生が、


家の人にどう説明したか知らないけど…。





だから今、



ここに立っている。









メモを見ながら、

インターホンの番号を押そうとしたとき・・・、





「金子くん・・・?」




声のした方を振り向くと、



キリッとした雰囲気の男の人と、

Aが、傘をさして立っていた。



その男の人は、Aの父親だった。




Aは、何故か濡れていて、

泣いた後のような顔をしていた。




「あ・・・はい。


・・・・・あ、あの・・・・。」




勢いでここへきたものの、

準備する前からの親登場に、

思った以上に心臓がバクバクしはじめて、

言葉がでてこなかった。




「雨の中、来てくれてありがとうな。」



「いえ・・・・。僕は・・・・。」



Aをちらっとみると、

下を向いて黙っていた。



「家に、どうぞ。」


父親に言われて、

遠慮することもできず、

俺はそのまま家にあがることになった。





玄関先であやまって帰ろうと、

頭の中では考えていたのに、



予想外の出来事に、

どうしたらいいかとまどうだけだった。

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設定タグ:金子隼也 , 天てれ , 大天才てれびくん   
作品ジャンル:恋愛
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arinko(プロフ) - 珠さん» コメントありがとうございます(#^^#)頑張りま〜す。夏休み、今日から始まるとこもあるみたいですね。うらやましい♪珠さんも、忙しいのを乗り切って、”休み”を楽しみましょうね。応援ありがとうございます(*'ω'*)更新いっぱいしました! (2014年7月18日 22時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
- そうですね!そろそろ夏休みですね!夏期講習頑張ってください^_^私も宿題やなやらで頑張ります!更新も頑張ってください*\(^o^)/*応援してますo(^_^)o (2014年7月17日 22時) (レス) id: 2f7017536f (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 林檎さん» いえいえ。こちらこそ、いつも見てくださってありがとうございます(*'ω'*)♪また更新したので読んで下さいね。 (2014年7月13日 23時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 今日も更新ありがとうございます(〃〃) (2014年7月12日 21時) (レス) id: 09395e9f5c (このIDを非表示/違反報告)
arinko(プロフ) - 珠さん» いつもコメントありがとうございます(*'ω'*)引き続き、楽しみながら読んで頂けるとうれしいです♪応援して下さる方がいるかと思うと、すごく頑張れます!私の宝です♪ありがとうございます★ (2014年7月11日 20時) (レス) id: ecd51cfc3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:arinko | 作成日時:2014年6月26日 16時

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