天てれ小説〜いつか晴れた日に〜

わがまま　３ ページ15

翌朝。



いつものようにランニングしていると、


Aがきて、

俺のペースに合わせて、一緒に走りはじめた。



「おはよ。隼也くん。」




「おはよ。」





「・・・今日は雨が降るんだってね。」






「・・・・・・・・・・。



昨日の。



・・・・見損なったよ。」






「え・・・・？」




「俺がとめても、構わず授業ぬけたこと。」








「・・・・・ごめん。」




「あやまるとかじゃないだろ。」




俺は足をとめて、


Aの腕をつかんで、走るのをやめさせた。




「お前は良識のある奴だと思ってたよ・・・。



俺だって、みんなだって、

嫌いな授業はあるけど、

ぬけたことなんか一度もねえよ！



何でそんなわがままを通すんだよ！



特待生だかなんだかしらねえけど、


自分だけじゃなくて、

周りをみて行動しろよ。」





「・・・・・・・・・・。」




「人に守られてばっかで・・・。


甘えんな！


自分で変わろうとしてみろよ！


社会に出た時、困るのはA自信だぞ。


みんなここに勉強にきてるんだよ。


集団行動乱すようなことすんなよ！


それが嫌なんだったら、


なんで学校に通ってんだよ！」




俺が強く言いすぎたからなのか、

Aは、目に涙を浮かべてた。




「ごめんなさい・・・・。」


小さな声であやまると、頭を下げた。









・・・・・なんで泣くんだよ・・・。




わかってて、

そういう行動をしてる？




どういうことなんだよ・・・。





俺は頭をくしゃくしゃっとした。

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