全部スルーでカクカクシカジガ!!!アリス学園は ページ8
アリス学園は、
アリスという名の才能を持った子供達を国の役に立てることが出来るエリートに育てる機関である。
また、
貴重な才能だからこそ誘拐されて海外などに人身売買されてしまうといった危険から保護するための場所。
だから、様々なリスクをなくすため例えどんなに親しくとも関係者以外は学園内に入ることはおろか知ることすら許されない。
その代わり、国からは決して安くはない報奨金が支払われ、学費や衣食住、そしてお小遣いなど何から何まで全てが国のお金で賄われ、将来はエリートとして国によって約束されるのだ。
そして、アリス学園のもう一つ。
自らの持つアリスを自分自身で制御させること。
これは、アリス学園の生徒にとって最も重要とも言える。
人によっては、暴走してしまうようなアリスを持つ子もいるわけで…そういう子たちは、そのアリスによっては人に怪我をさせてしまう。あるいはもっと酷いこともあり得てしまう。
だからこそその制御をこのアリス学園で学ぶ。
そして暴走がなくとも自らの能力を知り、力をつけることで、卒業して学園を出たあとの自衛、また、アリスの使い方を学ぶのだ。
だから、
大人になるまでは決して学園の敷地からは出られない。
それは、誘拐やアリス暴走による被害を出さないための大切な学園の規則。
確かに、それによって、親と引き離されて悲しい思いをする子もいるかもしれない。監獄だと言うのもある意味間違っていないだろう。
それでも、アリス学園は、生徒たちに必要なのだ。
それに、
それで不便がないように、快適に過ごすことが出来るようにと学園の設備はとんでもなく整っている。
敷地内には街まであるくらいだ。
しかも、その街も学園の中なので、アリスが惜しみなく使われている、学園外そんな街は恐らく絶対にありはしないだろう。
ある意味貴重な体験を学園では出来るとも言えるかもしれない。
つまり、何が言いたいかというと
アリス学園は、決して悪いばかり場所でないっていうこと。
だから、Aは、開き直ったのだ。
もういっそのこと、思い切り恩恵を享受してやろうじゃないか!!!!!!!って
盛大に楽しみまくってやる…!!
そうして、開き直ったA(2歳)は、そんなことはすっかり忘れて、後に逃げておけば良かったと本気で後悔することになるのだが、それは、まだ知らないお約束である。
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作者名:リリアン | 作成日時:2022年6月22日 23時