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「…あーーーー、しんど」
梅雨の季節になり天気やらに左右されるこの時期、案の定体調を崩した私
保育士をしてる私はこの職業についてからやたら頻繁に体調を崩している気がする。まあ当たり前なんだけど
私は力が全く入らない手でいちばん頼りになる弟に連絡した
チョンロ「この間死にかけてた胃腸炎の次はなに？」
「わかんない。けど多分風邪」
チョンロ「ほんとにしっかりしなよ。」
辛辣な言葉を並べる弟のチョンロは、連絡してすぐ家に来てくれた。なんか色々買ってきてくれたみたいで、ベッドで横たる私に反して忙しそうにせっせと動いてくれている
チョンロ「別に僕じゃなくても良かったんじゃない？」
「んー？」
チョンロ「いちばんのお世話係のジェミニヒョンがいるのに」
「やージェミンはあくまでも友達だよ？頼るべきなのは家族でしょ、迷惑かけたくないし。…それに今は会いたくない」
チョンロ「なんてー？」
「なんでもなーい！」
この前の一件があってからわたしはジェミンと極力会わないようにしていた。ジェミンから連絡はあるけど返すだけ。
それに体調崩したことを知ったら彼はすっとんで家に来るだろうから絶対言えるわけない
……だからって気まずくなるのも嫌、
チョンロ「僕これから用事あるから帰るけど誰か呼んどこうか？」
「…いい、しんどいから寝る。ありがとねチョンロ気をつけて帰ってね」
虚ろな目でチョンロに手を振って私は眠りについた。
チョンロ「あ、本当に来た。」
ヘチャン「だって死にかけてるなんて言われたら誰だって心配すんだろ」
チョンロ「僕帰るから。後はよろしく」
ヘチャン「は？投げやりかよ！」
チョンロ「しー！A起きちゃうって。とりあえず起きるまでそばにいてあげて。帰れって言われても帰らないで。この人本当は寂しいはずだから」
ヘチャン「…はいはい」
チョンロ「あと、寝てるからってうちの姉に手出さないでよ。」
ヘチャン「俺をなんだと思ってんだよ。病人に手出すほど飢えてねえし」
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作者名：heri x他1人 | 作成日時：2023年5月28日 21時
