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その日の夜、掃除やら買い物やら行って時計を見るとそろそろジェミンが来る時間。なんて思ってほぼ同タイミングでインターホンが鳴った
家の鍵の番号は知ってるからすんなり入ってくればいいのに律儀にインターホンを慣らしてから扉を開けるのはジェミンらしい
「いらっしゃい」
ジェミン「はいこれ。Aの好きなアイス買ってきた」
「えー！！嬉しい！ちょうど食べたいと思ってたんだよね。ありがとう」
ジェミン「どういたしまして」
それから二人で料理をして食べて、テレビを見ながらジェミンが買ってくれたアイスを頬張った
すると、優しいトーンで話し出したジェミン
ジェミン「昨日ヘチャン家に泊まって何もされてない？」
「え？されてないよ？」
ジェミン「そう？ならいいけど」
「……ジェミナ、怒ってる？」
ジェミン「…いや？」
そういう割には、声はいつもの優しい口調だけど目が完全に怒ってる目で思わず手からアイスが落ちた
「…連絡しなかったことだよね？ロンジュンにもさっき電話で怒れたの」
ジェミン「俺はそれは気にしてないよ。…いや、気にはしてるけどそれ以上に気になることはある」
「なに？」
ジェミン「ヘチャンと二人きりでヘチャンの家で過ごしたこと」
思い出した。高校の時からなにかとヘチャンと絡むとトラブルが起きたり喧嘩になったりするのが当たり前だったからその度にジェミンが助けてくれていたこと
私達ももう大人だししょうもない事では大喧嘩にならないけど
「迷惑かけて、心配させてごめんなさい」
ジェミン「…」
ジェミンはその大きなからだで私を抱きしめた。離れて頭を撫でた彼の顔はもう怒っていなく、優しく微笑む
ジェミン「心配だから今度からヘチャンと会う時は俺にも連絡して」
「ヘチャンと二人きりで会うことなんて滅多にないから大丈夫だよ」
ジェミン「だめ。約束して」
「え〜」
ジェミン「分かりましたか？」
「…はーい。」
心配性でいつまでも私を気にかけてくれるジェミンはやっぱりお母さんみたいだった
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作者名：heri x他1人 | 作成日時：2023年5月28日 21時
