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「早く結婚して子ども産んで幸せな家庭を作るんだからなー！！！！」
ヘチャン「はいはい、もうその話三回目だって。」
「私の人生プランじゃもう結婚してるはずなんだけど、、」
ヘチャン「なんだそれ(笑)」
「20代前半で結婚して25までに子どもを産む予定だったの」
ヘチャン「まあまだ遅くねぇよ。スピード結婚して子ども産めば」
……変なの。しょうもない私の人生プランを聞いたら絶対バカにすると思ったのに目の前のヘチャンは笑いもしないでむしろ真剣な顔をしてそう返した。
「……今日の二人、本当に綺麗だったね。私もヘリちゃんみたいに綺麗だったらウエディングドレス似合うだろうな、」
ヘチャン「お前も綺麗だろ十分」
「……なんて言った？」
ヘチャン「何が？」
「なにが綺麗って言った？」
ヘチャン「Aもそのままで十分綺麗でしょ。って」
「…………なんだそれ」
最近、変だよこの人。例えば急に優しくなったり、バカにしなくなったり、飲みに誘ったり、、
私のこと綺麗だなんて言ったり……
日付が変わった頃お店を後にしてまた二人で帰り道を歩いた。完全に酔いが回ってる私は焦点が合わずなんなら視界がグルグル回転している。
ヘチャン「ちょ、お前あぶねえって、」
「ドンヒョガ〜〜おんぶして〜〜」
ヘチャン「……はぁ、マジでさ…」
「ねえってばドンヒョガ〜」
溜息をつきながら渋々屈む背中に思い切り抱きつく酔った私と勢いによろけながらもしっかりおんぶしてくれるヘチャン
私の家までちゃんと連れて帰ってくれて、すれ違う人にはもちろん白い目で見られたけど私はお酒で気分がふわふわしていた。呑気に鼻歌を歌いながら着いた我が家
ヘチャン「あー！マジで疲れた、、」
「前の私の気持ちが分かったろ！私もドンヒョクを一人で大変だったんだからねー！！！」
ヘチャン「もういいってその話は。早く靴脱げ」
「はーい！！！……脱げない」
ヘチャン「本当に手のかかるお嬢様ですね〜」
なんて言って靴までぬがしてくれるヘチャンが王子様に見えた。そんなハズないのに。きっとこいつもお酒が回って優しくなってるだけ。そうだよじゃなきゃおかしいもん
ヘチャン「歩ける？…無理か。ベッドまで連れてってあげる」
「わっ、！」
お姫様抱っこだって、普段のヘチャンなら絶対しないもん
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作者名：heri x他1人 | 作成日時：2023年5月28日 21時
